『オオバヤシャブシ』は温帯地方の海岸沿いに自生する小高木で、10m位の高さになります。空中窒素固定能力に優れるために、造成地や荒地の緑化に植樹されることが多く、当園でも数箇所に植えられているようです。
身近に観察できる場所としては福島大池南側の歩道際の法面に2本植えられています。今の時期は丁度、頂芽とその下の雌花序、更にその下の太い雄花序と順に並んだ様子を観察できます。
雌花序は有柄ですが他のカバノキ科のように垂れることなく、斜め上方に突き出した状態で2センチ位の長さになるようです。
雄花序は無柄で5~6センチに成長し尾状になり、開花して花粉を飛ばしますが、これをアレルゲンとしてアレルギー症状を起こす方もおられるようですから、念のためマスクを着用して観察して下さい。
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