く~ちゃんの自然観察記

身近な自然観察や日々の出来事を気ままに綴っていきます。

2009年04月

鳥を訪ねていったけど・・

昨日は有馬富士公園へ久しぶりに出かけました。目的は鳥見・鳥撮りだったんですが・・・。空振り。六甲山系ではいまオオルリが見られるようですが、当地では残念ながら時折ウグイスの姿を見かけるだけで・・。仕方ないので植物観察に切り替えてきました。
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いきなりで迎えてくれたのはこの花でした。踊子草のようですが黄花でした。独特の鋭い花苞もありません。帰宅後調べましたら、『キバナオドリコソウ』で園芸種が逃げ出したようです。

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植え込みの下草に随所に見ることが出来ました。これも脱走組みでしょう。『セイヨウジュウニヒトエ』です。花だけ見ているとキランソウと間違えそうですね。

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林の中に入っていきますと、あちこちにガマズミの白い花が目立ちます。それとは別に白い花をつけていたのを見つけました。これは『ウワミズザクラ』です。殆ど終わっていましたが、これは出遅れ組みでこれからのようでした。

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これは六甲山系に多い『マルバアオダモ』のようです。変わった花で何がどうなってるのかよく判りません。

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これは『アケビ』なのですが、どれを見ても雄花ばかりで雌花が無いのです。これから咲くのかどうか判りませんが・・・。葉は5枚複葉で雄花にも立派な白い萼苞が付いて花らしいですね。

風が強くて撮影も一苦労でした。でも、マイフィールドとは少し違った植物相を見ることが出来ました。


庭の花

今日22日は風は強いですが、よく晴れてきました。暫らくご無沙汰の庭の草花を見てきました。
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うちの庭で一番元気な「ワスレナグサ」です。淡い青色ピンク色それに白色の3つの色が揃っています。グランドカバーとして植えていますので見事ですよ。

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左上はタチジャコウソウの仲間で多分「ワイルドタイム」だと思うんですが、ハッキリしません。匍匐性でドンドン増えて今可愛いピンクの花盛りです。タイムですからハーブとして利用は出来ます、もう少し増やしてから使う予定です。
右上は「カロライナジャスミン」今年は花を付けてくれました。どうも調子が悪くて過去花を余り見たこと無かったのですが。ジャスミンと付いてますがジャスミンの仲間ではないそうです。つる性で花桃の木に巻きついています。
左下は「タツナミソウ」です。過去にグランドカバーとして使っていた名残です。彼方此方から芽を出して花を付けてくれます。
右下は「ユーフォルビア ダイアモンドフロスト」こんな花一輪を見ても想像出来ませんが、花は気温の上昇と共に鼠算的に増え盛夏には直径50センチ以上のブーケの出来上がりです。白い萼苞が無数に付き見ごたえもありますが耐寒性に劣るため最低気温が15度以下では室内です。この冬室内で越冬に成功しました。

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最後は咲き出しました「オダマキ」です。うちのは御覧のように青紫色一色の極ありふれた物ですが、去年は花の前に茎が折れちゃいまして、2年ぶりに花を見ました。見れば見るほど変わった構造ですね。

春の散歩道ⅹ

皆さんのブログを拝見してると綺麗な、可憐な 野の花が沢山出てきてますので、私も負けずにアップしようっと。

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春の代表的な野の花、「ハルジオン」です。この時期はピンクが濃いようですね。蕾はやはり下向いていました。



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こんなとこに花が着いてるなんて、普通は知りませんよね。「ヤエムグラ」なんですが、ホントに小さい素朴な花が着いています。



Kasuma

この時期定番の野エンドウ3種そろい踏みです。「カラスノエンドウ」「カスマグサ」「スズメノエンドウ」です。こうして並べるとそれぞれの特徴がよく判ります。



Akebi

当地の林の中でもヤット「ミツバアケビ」が花をつけました。左は雌花で、開いているのは萼片です。右のぶどうのように見えるのは雄花です。雄花の上に雌花が2本咲いていいます。



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最後はメッキリ少なくなった野鳥の中で、普通に見かけることが出来る代表格「ムクドリ」番です。


再会2種

19日の日曜日は久しぶりに早朝散歩をしました。朝5時に玄関を開けた途端遠くから懐かしい鳴き声が聞こえてきました。世間でよく表現されているのは「ケ~ン・ケ~ン」なんですが・・。私にはそんなフウには聞こえないのです。もっと濁った鳴き声で、表記は難しいですが、あえて書くなら「ギャ~・ギャ~」でしょうか。急ぎ過去出会ったポイントに急行したところやはり帰ってきたようです。で、急遽家に戻りカメラを持って又Uターン。
Kiji

今回は駄目もとで、10mくらいまで近付き撮影することが出来ました。ホロウチのバタバタはまるで風圧が感じるほど迫力がありました。宅地造成が進みもう二度と会えないと思っていたのに姿を見せてくれたキジに感謝です。


暫らくキジに遊んでもらった後、遊歩道を移動していましたら、前方の空に「キッキッキッキッキッ」鳴き叫びながら飛ぶ鳥を発見、スワ何事と駆けつけましたところ、散歩の人が近付くと鳴き叫びながら飛び回っています。
Keri

で、おじいさんも止せばいいのに接近したところ、番いの「ケリ」でした。2月に田圃で見かけましたが、このような造成地の草むらで再会です。飛んで鳴き叫んでいるのは威嚇しているようです。多分草むらに卵か雛がいるのでしょうね。そそくさと写真を撮って退散しました。


足元にも・・・

花粉症の私にとっては恵みの雨でした。かなり強い雨が一日降っていました。多分桜は殆ど散ったことでしょうが、足元を見れば沢山の野草が花をつけて楽しませてくれています。今日はそれを少し集めてみました。
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左から『トキワハゼ』ゴマノハグサ科の植物で極寒期を除けばいつも花を付けることから常盤といわれているようですが、秋になると見かけたことはありません。花は白っぽく1センチほどの小さい花です。

『ムラサキサギゴケ』同じくゴマノハグサ科の植物で春に花をつけます。写真のようにランナーを出して増えていきます。紫の1.5センチ位の花をつけます。

次は『キランソウ』です。これはシソ科の植物ですが、地面に張り付いて花を咲かせるなどムラサキサギゴケと良く似た場所に生育してます。
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左から、『キウリグサ』です。ムラサキ科の植物で秋に芽を出し翌春花を付ける2年草とされてます。葉を揉むとキウリの匂いがするそうですが・・。写真に撮るのが難しくこの色がヤット出せました。
中央は『ウマノアシガタ』です。キンポウゲ科の植物でこの時期普通に見られます。2センチくらいの花弁が太陽で煌き写真家泣かせの花でもあります。

右は『タチイヌノフグリ』ゴマノハグサ科の帰化植物です。花は2ミリくらいの大きさで色と形状はオオイヌノフグリとよく似てます。イヌノフグリというのもあり、在来種で花の大きさは更に小さく、色が白っぽく見分けられます。


地味系の花

今日は当地ではお花見のピークを迎えていたのでしょう。スーパーへ買い物の道すがら眼にしますと、桜の木の下ではブルーシートが彼方此方で広げられ主の来るのを待っていました。又スーパーでは宴会の買出しでしょうか普段見慣れない男同士の買出し風景で大量の肉やビールを幾つもの籠に詰めている光景も眼にしました。人々の目が桜に向いているときにへそ曲がりでしょうが、こんな花も咲いていますのでたまには見てやってください。


Iroha

今桜に合わせて開花しています。イロハモミジです。甘い蜜と花粉で虫たちを呼び集めているようです。

Kumashide

先月は雄花が咲いていました(左端)が、今はもう雄花は終わり、雌花が咲きだしました(右端)。クマシデです。

Keyaki

ケヤキの花はまだ蕾ですが、やがて咲き始めることでしょう。小枝の付け根に固まっているのが雄花で、若葉の根元に1~2個ついているのが雌花です。


春の散歩道ⅷ

当地のソメイヨシノも大島桜も時を同じく満開に近くなりました。ヒヨドリが例によって賑やかに桜の花を渡り歩いています。公園の芝生の上には多くのファミリーがお弁当を広げている姿が見られます。正に平和そのものの風景の中3時間ほど散策を楽しんできました。

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上段ソメイヨシノ・コブシ

下段ミツバツツジ・ヤマブキ

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上段キウリグサ・コメツブツメクサ

下段カタバミ・カンサイタンポポ


歩き出して1時間ほど過ぎた頃から、マスクをしているにも拘らず、鼻水が止まらなくなり、眼もザラザラ、喉もヒリヒリ。予想以上の反応に驚きながらも自宅に戻り直ちにシャワーで花粉と黄砂を洗い流しました。

Tori

散歩途中で出会った鳥たちです。『シメ』と『ツグミ』はまだいましたが、他の冬鳥は既に渡ったのでしょうか、姿はありませんでした。

それから、飛翔写真に挑戦しましたよ。恥ずかしながら、アオサギの後姿とキジバトが踏み切った瞬間です(恥)。

アレルギー症状は寝起きに一番ひどくなるようで、今朝起きたときは鼻は詰まってるし、頭がガンガンするし、眼は真っ赤で、喉がヒリヒリ。困ったことです。日曜日は広報部の仲間とハイキングなんですがね・・・。


隣町のニリンソウ

昨日、急に思い立ってニリンソウを見たくなって出かけた。行き先は隣町の追手神社である。先月のひとはくセミナーでセツブンソウやユキワリイチゲを見た場所だ。そのとき、「後一月もしたら一面ニリンソウが咲きますよ」と教えられていた。追手神社は国道176号線から少し入ったところで比較的わかりやすい 当地からは北へ30キロほど離れている。家を出るときから、北のほうに黒い雲があったが、さほど気にせずに出かけたところ、車を降りるときにはかなり強い雨になってしまっていた。冷たい雨である。この状態で山野草を撮ろうというのは無謀としか言いようがないが、やむを得ず挑戦してきた。神社の境内は一面ニリンソウの群生で覆われていた。

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ニリンソウは御覧のように10センチほど伸びた茎の先に切れ込みの深い三枚複葉が着き更にその中央から花茎が10センチほど伸びて花をつける。



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普通花は2輪つき一輪が先行開花し後から二輪目が咲く。このような姿から、ニリンソウという名前が付けられたのだろう。



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花弁のように見えているのは実は萼で白く見えるが薄いピンク色のスジ模様がはいっている。



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この萼片は普通5枚であるが、このように7枚のものも中にはある。又色も緑のものもあるという。雨の中傘をさしての撮影で苦労したが、花が開いていてくれてよかった。これも花弁じゃなく萼片だからだろうか。


春の散歩道ⅶ

散歩のつづきです。林の中は新芽が一杯の状況でした。又虫たちも活動がますます活発になってます。

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ようやく花穂が展開を始めた、ウリカエデです。3~4mくらいの亜高木ですが、幹は細く弱弱しい印象を受けます。幹が緑で瓜肌に似ていることから、名付けられたようです。新芽と花と秋の紅葉が楽しめます。



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去年の秋に沢山の実が落ちていたので、存在を知りました。ミツバアケビです。やがて蕾が展開し独特の花を見せてくれ、その後も実を楽しめます。継続観察をします。



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当地では今、レンギョウの花が満開ですが、花粉まみれで虫たちが蜜と花粉を集めているようです。



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川原では忙しくテントウムシが動き回っていました。集団で越冬していたんでしょう、彼方此方で見かけることが出来ます。



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それで彼らのお目当てはといいますと、アブラムシなんです。このナナホシテントウムシは人間にとって益虫とされてますが、それは害虫であるアブラムシを幼虫の時から餌としているからなんですね。今お食事中です。


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