く~ちゃんの自然観察記

身近な自然観察や日々の出来事を気ままに綴っていきます。

2012年11月

また逢う日まで~♪

今朝の冷え込みはすごかったですね。まさか11月に-2.5℃を記録するとは思いもしませんでした。
有馬富士公園まで出かける時間もなく家事に追われている日々を過ごしています。冷え込みがきつくなるにつれ、辛くなるのが持病の腰痛です。気持ちはブルーで自然観察の方はレッドカード。年内の公園行きはもう無理みたいです。こうしてPCに向かっているだけで腰の方から鈍痛が駆け上がってきます。
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写真は先週撮ったコゲラです。福島大池のほとりの桜の木でエサ探しにむちゅうになっていました。しばらく遊んでもらいました。この日は他にアオジに会いましたが、例によって小暗いところを出たり入ったり、ろくな写真を撮らせてくれませんでした。


公園に行けない間は、マイフィールドで筋力維持を兼ねて自然観察をします。年々腰の状況が悪化しているのですが、筋トレをしないと加速度的な悪化につながりかねないと思って励みます。
それでは~会えるときまで~♪。


来年に期待をします。リンドウの花。

昨日は3連休最終日でした。このような日に有馬富士公園に出かけても、人と車であふれかえっていること必至なのですが、見たいものがありまして午後から出かけることにしました。
案の定、駐車場は満杯で、しばらく待って一番奥の第3駐車場の片隅に車を止めることが出来ました。お客さんは小さいお子さんを連れたご夫婦と年配のご夫婦が主体で、連休と言えば子どもたちをどこかへ連れて出かけるのが定番行事となっていた若い日のことを思い出します。しかしいま、子どもたちの記憶に果たしてそのことが残ってるのでしょうか?
私が見たかったものというのは実は22日に見つけた「リンドウ」の蕾です。
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写真は22日撮ったものでつぼみが膨らみ少し色づき始めているのがわかります。それから、3日経ちましたのでもう開いているかな?と思い出かけました。
リンドウはこの公園では貴重な存在で、なかなか見つけることのできない野草です。それだけに花が開くのを見たかったのですが、残念ながら見ることはかないませんでした。朝方の気温は-1.5℃でした。花が開くにはもう三田の気温は低すぎるのかもしれません。2つある蕾のうち一つは茶色く変色し開かぬまま終わりそうです。もう一方は先端がほころびかかっていたのですが固く閉じてしまっていました。
リンドウはリンドウ科の多年草です。誰かが持ち帰らない限りまた来年この場で花をつけてくれるでしょう、それに期待をつなぎます。


カマキリの卵

空は青く澄み渡り、家々の屋根は真っ白に霜が降りています。今シーズンの最低温度を更新しました。-1.5℃の朝を迎えた三田地方です。
カマキリの卵を見つけました。
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一つは桜の幹に産み付けられたハラビロカマキリの卵です。前日、お母さんカマキリが産卵して力尽きた状態でいたところを発見しました。あいにくカメラを持っていなかったので、翌日の撮影となりました。お母さんカマキリの姿はもうなく、命を託された卵だけが幹についていました。
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もう一つは葉がすっかり落ちた、クマシデの小枝についていたオオカマキリ(多分)の卵です。いずれも来年気温が上がる4、5月頃にゾロゾロと子カマキリたちが姿を現すことでしょう。そしてまた同じような営みを経て世代をつないでいくのでしょうね。


小鳥さんいただきます

環境学習の時、子どもたちによく尋ねられるこの赤い実、今年は不作のようで例年の半分くらいしか出来ていません。
『アキグミ』という秋に実を付けるグミの仲間です。
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直径は7ミリくらい、中には4~5ミリくらいの種があり、食べられる部分はわずかですが、森の自然の恵みの中では1級品に位置するかもしれません。軽い渋みの奥に甘みを隠しています。
もちろんこれを食べる権利は森の小鳥たちや小動物にあり、我々通行人には権利はありません。しかし、のどが渇いているときなど、どうしても手が出てしまいます。そんなときは、『小鳥さんいただきます』と声をかけていただくように子どもたちにも申しております。


向こう意気の強いかわいい子

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素敵な紅葉の中を歩くことができるのも、今週限りとなりそうですね。今朝は強い雨が降っていました。季節はさらに前に進みそうです。
今日の写真は散策時に出会った『ジョウビタキ』の雌です。ジョウビタキは冬鳥で遠いシベリア方面から日本にやって来て冬を過ごします。メスもオスもそれぞれなわばりを持ち、入ってくるものを排除しようとします。
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この出会いの時は私が侵入者で、さっそく排除しようと鳴きながら私の動きに合わせて移動してくれました。
おかげでたくさんの写真をものに出来ましたが、やはり動きの速い小鳥さんのことですから、世間から100点を頂けるほどの写真は撮れなかったようです。
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皆さんも散策の時に小鳥のなき声が聞こえたら、しばらくその場で佇んでみましょう。茂みからかわいい子が顔をのぞかせてくれるかもしれませんよ。


落葉で発見!

有馬富士公園も秋たけなわ。山々は素晴らしい錦の衣をまとっています。
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訪れる人も少なくなってはいますが、今の時季が一番公園の散策には向いているかもしれませんね。
昨日は加西市立北条東小学校3年生の子どもたちが公園を訪れてくれました。ネイチャーゲームと自然観察で楽しい半日を過ごしてくれたんですよ。
ネイチャーゲームは名前のとおり、自然を題材としたゲームで森の中で学びながらゲームを楽しむことができます。昨日のゲームは数人の<子>が1本の木の情報を<親>に伝え集まった情報をもとに親がその木を探し出すゲームでした。数班に分かれて競い合います。終了後、我々キッピーフレンズがその木について解説をしました。
簡単に見つけてしまう親や見つからずにウロウロしている親など情報伝達と判断の差がおもしろかったですね。
この時季の自然観察は題材も少ないのですが、もう落葉が始まった木々からは今まで隠れていたものが顔を出して思いがけない発見をすることができます。
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これはアシナガバチの仲間の巣だと思います。巣の主たちはすでにいずこかへ去り空き家となっています。
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これも空き家なのですがウスタビガの繭です。このウスタビガの幼虫の食草はクマシデの葉だったようで1本の木に2つの繭がぶら下がっていました。
皆さんも散策の折には葉を落とした梢を見上げてみるのも面白い発見につながるかもしれませんね。


有馬富士公園の紅葉

有馬富士公園の草花や昆虫はそろそろシーズンの幕引きとなってきました。今は紅葉が見ごろを迎え、山登りの人々が行きかいます。福島大池の水鳥は昨シーズン並みで以前のようなにぎわいは今のところ見受けられません。
昨日は高齢者大学自然体験クラブの第7回『紅葉の森散策』でした。有馬富士登山をされたんですよ。
ブログの方もそれに合わせて有馬富士公園の紅葉の様子をお見せします。山も色づき始めこの週末から来週中ごろが見ごろとなると思われます。
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この写真は展望デッキからの有馬富士とその周辺の紅葉です。太陽の光が当たると見ごたえのある色づきを見ることができますが、曇るとガッカリといったところでしょうか。
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その他にも公園にはモミジの名所?が野鳥の広場下にありまして、今まさに見ごろを迎えています。もう週末には落葉が始まると思います。モミジのじゅうたんの中を歩くのも素敵ですから、楽しみに来てください。


いまどきの出会い

秋色もところによっては葉を落とし冬色に変わりつつあります。今日明日は一段と寒くなるようですが、今のところさほど寒くなく風もない朝を迎えました。
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先日公園を歩いていて、『イシミカワ』の実が色づいているのに気が付きました。と言っても、実は見えず見えているのは萼片です。実はがっちりと萼片に守られ、その中に入っています。実の色づきに合わせ萼片も緑色から藍色に変化をするようです。
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その後、同じような色合いの『ルリタテハ』に出会いました。晩秋の太陽を精一杯受けてエネルギーに変えているのでしょうか同じ場所でしばらく翅の開閉を繰り返してくれました。この蝶はまだ若い個体のようでしたから、おそらく越冬して春を待つことになるのだと思われます。
どんどん新たな出会いが減っていく晩秋から初冬にかけては、公園の紹介も減っていくと思いますが悪しからずご了承ください。


『ノジギク』と『ホトトギス』

昨日は一日中雨が降っていました。
今日は快晴になるそうですが、明日はまた下り坂でそのあと寒波が来るとか…。
一雨ごとに秋が深まり、冬に近づいていくようです。
公園のガーデン階段にはいろいろな植物が植栽されていますが、今見ごろを迎えているのが「ノジギク」と「ホトトギス」です。いずれもおそらく栽培種と思われます。
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ノジギクは県花となっています。海岸近くの山野に自生するキク科の多年草で、兵庫県はその最東端最北端となっていることから県花となったと聞いています。
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ホトトギスはユリ科の多年草で散房花序に多くの花をつけ、花被片の反り返りは少なく全体に多くの斑が入っています。自生種のヤマホトトギスも同様に散房花序を形成しますが、花数はこれほど多くなく花被片が反り返っていることから区別できます。本種は花数が非常に多いことからタンワンホトトギスかその雑種かもしれません。


有馬富士公園の様子

昨日有馬富士公園に行ってました。
ブログネタを拾いに出かけましたが、収穫は少なく、ブログ運営には心細いことです。
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紅葉ですが、イロハモミジは部分的に色づいています。緑の葉が混ざった紅葉もいいものですね。
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山はまだまだこれからですが、山頂付近は見ごろを迎えているようですね。昨日も大勢の中学生が登頂に挑んでいました。遠く離れた駐車場からもその姿がレンズを通してみることが出来ました。
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福島大池の方では新入りの『ハシビロガモ』が例によってせわしなくエサ取りに余念がありませんでした。水中のプランクトンなどをこしとってエサとしますから、顔を上げてくれるのは一瞬で、うまく写せません。
公園の紅葉は今月中旬から見ごろを迎えそうですよ。


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