前日の雨が嘘のように、晴れ渡った昨3月7日土曜日、ひとはく連携活動部ループ『希少植物研究会セミナー』に参加して隣町篠山市を訪れた。好天に恵まれた土曜日とあって多くのハイキング姿の人々で賑わう篠山口駅を後にして、『セツブンソウ』が咲くという神社裏山へとマイクロバスで移動した。車窓から眺める山々は杉の植林が多く折からの北風に花粉の舞い上がる様はまるで山火事の煙のようだ。目的地へ到着すると、既に多くの愛好家が集まりまるでお祭りのような騒ぎになっている。このような状態で保全がなされているのか心配であったが、ロープを廻らし立ち入り出来ないようになっているので一応保全の方はなされていた。しかし植物はドンドン繁殖して通路にあたる部分にも進出してそれを踏みつけたり、民家の敷地に立ち入らざるを得ない状況であったり、まだまだ考えさせられる点は多くあるようだ。
Img_5143 殆どが蕾でただ一輪だけ咲いていた『リュウキンカ』。咲きそろうと見事でしょうね。

Img_5170 一面の群生で花を付けていた『ユキワリイチゲ』。ただし、日陰が殆どで花の開いているのを探すのに一苦労。午後になって日が当たるようになり開きだしたところで撮影。

Img_5155 残念ながら蕾状態でうなだれていました。これが開くと豪華なんでしょうが、『アズマイチゲ』。

Img_5158 これもやや開きだしてますが、うなだれ状態。残念でした。『キクザキイチゲ』アズマイチゲと似てますが、花は薄紫色でした。

Img_5161 他所ではほとんど花が終わっているようですが、ここは今を盛りと咲いていました。お目当ての『セツブンソウ』でした。