『ヒトツバタゴ』はモクセイ科の落葉高木で、日本国内の自生地は少なく、いずれも国や自治体によって天然記念物に指定されている。
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ここ、有馬富士公園にも1本だけ本種があるが、もちろん自生ではなく人為的に植栽されたものであり、天然記念物ではない。
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しかし、珍しい木であることには違いなく、その割に冷遇(?)されているようで、芝生の広場の片隅でヒッソリと暮らしている。
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高さは5mくらいで枝張りも同じくらいだろうか、今年も真っ白な風変わりな花をつけている。花は雄花をつける木と両性花をつける木があるというが、本種がそのどちらに属しているのかは私にはよく判らない。秋に実が出来れば両性花ということになるので観察を続けていきたい。
一般には『ナンジャモンジャ』の木と呼ばれ知られている。