有馬富士公園のタンポポでも多数を占める『セイヨウタンポポ』が開花し始めました。寒さに弱い『セイヨウタンポポ』はこの時期は、花茎をあまりのばすことはなくせいぜい30~40mm程度で、ロゼットに密着したようにして咲いています。
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野草図鑑を見ますと、セイヨウタンポポの特徴として「総苞片が反り返っている」と明記されています。総苞とは花を包む一番外側でその一枚一枚を総苞片と呼んでいます。総苞片の内側には萼があり、その一枚一枚を萼片と呼んでいます。タンポポの場合萼は緑色をしています。
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「総苞片の反り返り」は蕾の状態でも写真のように顕著に現れているのですが、昨日はその特徴があいまいな固体を数個見つけました。
次の写真の個体がそうです。これを見ますと、反り返りはありません。
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従って、セイヨウタンポポの特徴として『総苞片が萼に密着していない』としたほうがいいかもしれませんね。