この植わっているたくさんの草は何だかわかりますか?実は彼岸花なんですよ。
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彼岸花は中国から渡ってきた数個の球根から日本に広まったとされているようです。お彼岸のころに花茎を伸ばして50センチほどになると先端の苞が割れて中から数個の花が出てきます。花は散形に広がり幅数ミリ長さ40ミリほどの赤い花弁の花を付けます。そして花が枯れた秋にはこのような葉を伸ばし始めるんです。冬の弱い太陽の光を使って光合成して養分を球根にため、子孫を増やしていくのです。そして春になると、この茂っている葉はすべて枯れてしまいます。日本にある彼岸花には種が出来ず、すべて球根で増えていくようですよ。
球根には毒があり生食はできませんが、水に長時間さらすことにより毒が抜けるため飢饉や戦の時の非常食として昔は利用されていたようです。