臨床の落ち葉の中から、チラッと顔を見せていた『ヒメカンアオイ』を見つけました。ソ~ット落ち葉を移動させ、姿を見せてもらいました。流石にまだ花は咲いていませんが、何やら蕾らしきものがついています。蕾じゃなくて新芽かもしれませんが、これから先、十分観察に値する発見でした。
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ヒメカンアオイは当地の林床では時折見かける植物で、「ギフチョウ」の幼虫の食草としてもよく知られています。終齢期の幼虫は地表で蛹化し、落ち葉の寝床で冬を越し、春に綺麗な姿を見せてくれます。今年の春は私も林の中で出会いました。日本の固有種であるこの蝶を増やす意味からも、ヒメカンアオイが増えることを願っています。