昨年はイラガの幼虫が多い年でした。
それを食べる天敵も多かったのでしょうか、繭はさほどたくさん目にしないのですが、先日ハンノキの幹の地上から30センチくらいのところでこの繭を見つけました。
繭は長径が12ミリ短径が10ミリくらいのベージュ色の卵形をしていて、表面には黒褐色の模様がついています。縞模様が多いのですが、見つけたものは斑になっているだけでした。
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中には蛹(または前蛹)が入っていて、春を待っているはずです。
この蛹は昆虫食マニアには垂涎の代物だそうです。
羽化後の繭は上部が見事に円形にカットされています(あらかじめ切れ目が入っているという話も聞きました)が、いまだその瞬間には出会ったことがありません。出会ってみたいものですね。