季節が進むと公園の自然も急ピッチで歩みを速め、取材の撮り貯めがきかなくなってしまいます。したがって頻繁に公園に出かけることにもなるのですが今日の写真は19日の山歩きで出会った樹木の花です。




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有馬富士の登山口近くで見かけたキブシの花です。キブシは木五倍子と書きます。五倍子はヌルデミミフシ(ヌルデの虫こぶ)からとれる黒色染料で古くから日本人の文化にかかわってきましたが、その代用として使われたことから木五倍子と呼ばれたようです。樹高2~3mの落葉低木です。


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公園の山にたくさん自生しているアセビの花です。アセビは馬酔木と書きます。有毒植物で草食哺乳類が間違って食べると酒に酔ったような状態になることからこの名前が付けられたようです。シカがたくさんいる山でもこの木だけが残って繁茂しているそうですよ。


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次は公園の植栽植物です。ミツマタも永い眠りから覚めて銀色の毛皮のつぼみが開き黄色い内部が見えてきました。ジンチョウゲ科の植物ですから香りも素敵です。


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和菓子を食べるときに楊枝として使われるクロモジの花も薄黄緑色の花を開き始めました。地味な花ですが満開になるとそれなりに見ごたえがあります。