今年も園内のコブシの木に非常にたくさんのコブシハバチの幼虫が発生していました。まだ1センチそこそこの小さな体ですが、すごい数で すごい食欲ですからこれからどんどん成長するとともにこのコブシの木も葉をすべて食べつくされ丸坊主にされてしまいます。


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不思議なことですが、毎年発生する樹は決まっていて、恒例の観察ポイントになっています。今年は春先コブシハバチの成虫が葉に止まっていましたので産卵の様子を撮ろうとしましたが、その時は産卵しませんでした。この幼虫は脱皮を繰り返し3センチくらいの大きさになると食べる葉もなくなってしまい一斉に樹を降りて地上を徘徊しています。運の強い幼虫は鳥やトカゲや蜂に捕食されることなく土中で蛹になって冬を越し翌春羽化して繁殖行動に入ります。