森の中を歩いていると、甘い香りが漂う場所があります。それは決まってこのようにタカノツメの黄葉が落葉している場所です。


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この香りのもとは桂と同様「マルトール」によるものとされています。マルトールは天然の有機化合物で糖類を熱分解したときに生成されるようです。
カツラにしろタカノツメにしろ、黄葉が落葉してやや湿った状態で気温が少し上がった時に一番香りが強いようです。森を歩いていてこの香りに出会うとたいへん得をした気分になりますよ。