く~ちゃんの自然観察記

身近な自然観察や日々の出来事を気ままに綴っていきます。

2007年11月

秋の花山院

ここのところ毎日曇天で冷え冷えした日が続いている。
こういう時は何時もなら、家で冬眠中だが、今日は意を決して花山院を訪れた。Lxwaxshb_s
花山院は正式名称を東光山菩提寺という。西国三十三観音霊場の番外とされているが、西国霊場を復興した花山法皇が出家後41歳で亡くなるまで14年間ここで隠居したので、菩提寺というより花山院として親しまれ、西国巡りでは必ず訪れる人が多い。

三田市尼寺(にんじ)にあり、公共のアクセスは神姫バスのみになる。 JR三田駅から乙原(おちばら)バレイ行きに乗り花山院で下車し、後は徒歩30分程度の急勾配の坂道を山頂まで上ったところにある。

急勾配の上り坂の丁度中ほどに「琴弾坂」の石碑が立っている。
京からこちらへ篭られた花山法皇を慕ってついて来た、弘徽殿女御(こきでんのにょご)と11人の女官たちが、女人禁制の山へ入れず、この場所で琴を奏でて法皇をお慰めしたという。
石碑の横のベンチで休憩していれば、琴の音が聞こえてくるかもしれない。
その12人の女性たちは花山院のふもとに庵を結んだ、その跡に彼女たちのお墓が今もある。この地の地名の元にもなっているということだ。

218dinqk_s
もう紅葉は終わってるかと思ったが、今年はまだ十分鑑賞できた。

Mg0movi2_s
参道を登ったところにある建物は花山法皇殿といわれ、本山の本堂になっている。この向かい側の小高い所に花山法皇御廟所がある。

Kbdvn6wc_s
本堂のところで左のほうへ向かうと寺務所があり、御朱印を戴くことが出来る。中には、本堂や御廟所に見向きもせずに、御朱印を戴きに走っている人がいるが、悲しくなる。
寺務所脇の開けた場所は絶景を見ることのできる展望場所になっている。
手前に有馬富士、彼方に六甲山を見渡すことが出来、晴れた日は遥か播州灘の小豆島・家島群島も見ることができる。
ご詠歌に、「有馬富士ふもとの霧は海に似て波かときけば小野の松風」とある。「尼寺」の隣は「小野」という地域でそれも詠んでいるようです。

V77bgja2_s
又遠くから目をすぐ下にやれば、毎年この時期紅白の山茶花とともに花をつける珍しい桜を見ることもできるんですよ。
載せ切れない写真も含めフォトストーリーにしてみました。(4分あります)

© 2007 o-san

不揃いの果実たち

Dgotykla_s今朝の三田は冷えました。
7時のアメダスではマイナス1.1℃だそうです。屋根は霜で真っ白、太陽が差してきてヤット南側が融けてきました。
昨日、我が家の柿の実の収穫をしました。以前から、味をみると言ってはつまみ食いをしてましたので、頃は良しと、昨日約2/3を収穫しました。
66個ありました。つまみ食いが計14個になってましたので、今のところ80個の収穫です。しかし、実の大きさはマチマチとてもプロのようにはいきません。
プロは1枝に1〜2個と摘果するんですが、摘果しなくても柿の実はポロポロ落ちるんです。去年はほとんど落ちて全収穫は4個でした。ということで、一切摘果せず木に任せた結果大きさバラバラになってしまった次第です。
Pl65ecfm
今、製造中の吊るし柿をスケッチしてみました。

by o-san


身近な紅葉


En2gtud1_s私の住む三田も今日は最低気温が0.5℃とまさに冬の訪れを知らせる朝となりました。
今を盛りの紅葉もまもなく落葉となり、本格的な冬に移行していくことでしょう。
身近な紅葉を散策がてら訪ねてみました。
これは家の前の小さな公園のイロハモミジです。

Gdgjrdqr_s平谷川公園にはたくさんのソメイヨシノがありますが、桜の紅葉はグラデーションが入って綺麗ですね。

Pna7luhr_sそれとは対照的に深紅一色の紅葉もあります。

Njuhswcf_sまた、褐色のラクウショウもなかなか捨てがたいですね。

乗せ切れない画像も含めて、これもフォトストーリーにしてみました。

by o-san

奈良を行く

昼食と正倉院展と談山神社


G9wxci3r_s散策でおなかを空かせた我々は再びバスに乗り込み、昼食会場のホテルへ移動します。ホテルの名前は「ホテルフジタ奈良」です。少し年月の経ったシティホテルかリッチビジネスといった大きさです。我々は早速1階奥の朝食バイキングに使われそうな空間に通されました。前菜は鯖、サーモン、鴨、豚、蟹、サラミ、野菜。パンはフランスパンとくるみ入りパン。

Ouc5se3w_sスープはコーンポタージュ、魚はサーモンのパイ皮包み焼き、肉はステーキポテト添え、デザートはババロア、それにコーヒーでした。

Pq9zojke_s食事後、再びバスで移動、奈良公園に向かいます。奈良公園でバスを降り本日のメインイベント、正倉院展の見学です。これが本来の目的ですのでワクワクします。途中公園横で行列の出来たお店を発見!釜飯で有名な「志津香」さんです。注文を受けてから作り始めますので最低でも20分以上待たねばなりません。季節の旬の具材が入りますので今ならマツタケでしょうか?

53iotv5w_s正倉院展は奈良国立博物館新館で開催されています。期間は10月27日から11月12日迄ですので、本日が最終日になります。さぞや、大混雑と思っていましたが、完全に肩透かしでした。ご覧のとおり人はスイスイ流れています。第59回に当たる本年は70件の宝物が出陳されます。建物の中はやはり混雑してました。中々前の方で、宝物を拝見できませんでした、今日でこれだからさぞ昨日は大変だったと思います。

Kb6mowjb_s館内の撮影は禁止されてますので、画像はありませんが、かなり劣化の進んだ宝物が多いのが印象でした。こういうものは修復しないのでしょうか?私個人的には修復して往年の輝きを見たいものだと思いますが・・・・・。正倉院展を見学後、地下通路を通って国立博物館本館に入り見学をしました。多くの仏像を拝見できました。私的にはこちらの方が良かったような気がします。

Tcaiuoil_s見学中にお天気が下り坂で、時々雨が降ってました。我々が外へ出たときは丁度雨が上がってましたので、余った時間を久しぶりに鹿と遊びました。何回も来てますが、こちらの鹿はおとなしいのでお子さんでも安心ですね。

Cqbwe1me_s全員が集まったところで、最終目的地桜井市の談山(たんざん)神社へ向かいます。この社号の談山は645年に中臣鎌子(後の藤原鎌足)と中大兄皇子が多武峰(とうのみね)の山中で大化の改新を談合し、その山を談い山と呼んだことから始まってます。

Ujrqdjxg_s長い石段を登った左手に今年塗り替えられた13重の塔があります。この塔は国の重要文化財で678年建立されその後戦火で焼失し、現在のものは1532年に再建されたものです。この前で行われる蹴鞠会も有名です。本来なら周囲の山も紅に染まっているはずが、この有様でした。

Ya6g_acg_s13重の塔から少し上がったところに、本殿と拝殿があります。少し天気がおかしくなってきたので、内部の拝観は又の機会に取っておいて山を降りることにしました。

Jrvmfcaz_s参道には数件の土産物屋がありもう明かりをつけて、今日最後の呼び込みを行ってます。少し小腹が空いてきましたので、こんにゃくの田楽を購入、食べながらバスに戻りました。バスについた頃には雨も降り出し今日の長い観光は終わり、三田には3時間後の20時20分に到着しました。

by o-san

奈良を行く

奈良町界隈

11月12日に奈良を訪れる観光ツアーに参加しました。
ツアー名は「第59回正倉院展とフランス料理の昼食&談山神社」といいます。最近のツアー名は長いのが多いですが、これは標準的なものかもしれません。
7時30分に三田駅前を出発し、その後宝塚、川西、池田で参加者をピックアップして総勢40名で奈良へ向かったのは9時丁度位になりました。
奈良に入るとやはり観光客の車で渋滞があり、最初の目的地奈良町に到着したのは10時20分でした。これから約1時間の予定で自由散策です。Ponrx9hi_sバスを降りたすぐ近くに「元興寺」がありました。このお寺は蘇我馬子が飛鳥に建てた法興寺を平城京に移したもので、今残っているのはこの極楽坊ですが、元はこの奈良町全体がその伽藍だったと聞きました。
Q5mf6gb5_s元興寺を出てふと正面を見上げますと、大きな瓦屋根に何かが乗ってます。奈良町ではところどころでこのようなものを見かけますが、これは屋根の上から街を見下ろして、守っていただいている「鐘馗様」です。
京都にも同じような風習がある様なので問いかけると、「こちらが先」という答えでした。
K5rajhfb_s奈良町の民家の軒先には、このようなものがぶら下がっているのを良く見かけます。これは「身代わり猿(申)」といわれる、庚申信仰のお守りです。「身代わり猿(申)」は両手足を縛り腹かけをした赤い猿を軒先に下げ、入って来る災疫を家人に換わって受けてもらい、腹かけに願いを書いておけば適うとされています。

Kw6jxuwx_sその庚申信仰の中心も同じ奈良町にあります。この吉祥堂もその一つです。吉祥堂は奈良町資料館として、土・日・祭日一般公開されておりますが、月曜である今日は外部からのみの観覧となりました。庚申信仰は道教の流れをくんでおり、「身代わり猿(申)」も遥か敦煌から伝わったようです。
Tqww_nbh_s更に奈良町を下り、奈良町格子の家(月曜休館)の前を抜け次の角を右折れし又次の角を右折れして北に向かって歩き出しました。すぐに目に入ったのがこの静観荘です。静観荘は元遊郭だった建物で、木造2階建ての大きな建物の旅館です。客室は9部屋しかなく、今はご夫婦2人で経営されているようですが、素泊まり4200円ということで、外国人のバックパッカーに人気が有るそうです。大きな建物に囲まれた中庭は純日本庭園だそうで、そういう意味でも外国人に受けるのでしょうか。
H7fdnvc0_s更に道を進んでいきました、この界隈の家も格子のある家が多く見られます。そして、格子の上には節分にでも刺されたのでしょうか、ヒイラギの枝に鰯の頭が・・・。家の安泰と、家族の安全を祈念するこの地の人々の気持ちがそこかしこに見られる、古きよき風習がいまもなお残っている町をそぞろ歩きました。
M7wkgu4j_s更に歩を進めて、猿沢の池にやってきました。子供の頃から遠足で来るなど訪れたことが何回かありますが、いつ来てもその静かなたたずまいは変わらないような気がします。
Lbrecm5l_s猿沢の池から道路を隔てた高台に興福寺があります。広い境内は相変わらず多くの観光客でにぎわっていました。西国観音霊場第9番札所の「南円堂」です。
V4qweck9_s興福寺の五重塔を最後に、奈良町界隈の散策を終わり、集合場所へと急ぎました。

次はお待ちかねフランス料理です。

by o-san


立冬風景

Rqyewx97_s
立冬の今朝、三田の最低気温は3℃とさほどの冷え込みは無かったものの、谷筋には霧が流れていました。たろうさんが上げたような立派な雲海は望めませんが、三田のミニ雲海です。

Ibd0dvpq_s雲海の下は霧の中、平谷川の一番下の池です。

Dd05fegr_s霧のしずくが雲の巣について綺麗な水玉になってます。

Cyvnylbw_s草の上の朝露です。

Tlgl_tus_s平谷川の真ん中の池、新阪急ホテル裏です。水鳥の越冬場所になってますが、まだ10羽くらいしか来てません。静かな水面です。

by o-san

きのこの話

Wslf4gd0

先日平谷川の土手で見つけた正体不明のきのこ、WEBで検索をかけ何とかそれらしいのを見つけました。
確認のため又土手にやってきました。
芝生の土手に赤松が植わっていまして少しはなれたところに問題のきのこが沢山出ています。

Xcsn8hlc
土手に下りて、周りを見ますと、程なく発見しました。このきのこです。
大きいのでかさの直径が10センチくらいあります。かさは少し粘りがあるんでしょうかごみが付いています。もう旬が過ぎたのでしょうかあまり数はありませんし、枯れた状態のものも多く見られました。
このきのこは集団で、生えるようで、4本あまりが固まっています。


Dcoxyzpl
少し離れたところにあった1本を抜いてみました。
茎の長さは5センチくらい、傘の直径は10センチくらいです。
裏を見ますと、全体に黄色く、傷があるところは黒っぽく変色してます。
又、ヒダではなく管孔になっています。

4t0phrgq
きのこを割ってみました。管孔がビッシリ並んでいる様子が良く分かります。
この管孔から胞子を飛散するんですね、管孔の厚みは7〜8ミリもあります。
管孔と表皮に囲まれた部分が白い肉になってます。
臭いをかいで見ると、あまり悪くはありません。爽やかな、柑橘系の香りがしています。

Jksrvy7u
これらの所見を総合すれば、このきのこは「ヌメリイグチ」にほぼ間違いないと思われます。
「ヌメリイグチ」は「マグソダケ」とも言われており、見た目は非常に悪いんですが食用です。
ただ「人によっては腹痛や下痢を起こす人もいますので、消化の悪い管孔と表皮は取り除き、白い肉質部のみを食べましょう」と、解説されてます。
でも、やはり持ち帰るのは止めました。



このページのトップヘ