2010年03月
朝から止み間なく雨が降っています。冷え冷え寒々とした啓蟄になってしまいました。
前の雨と今回の雨の間に見た太陽はほんの2~3時間でした。その陽ざしを求めて出てきた『ナナホシテントウ』です。忙しく歩き回っていました。
このように地べたばかりを見ていると普段気付かないものを見ることが出来ます。苔が赤い柄(蒴柄)を伸ばしその先に胞子体を付けていました。多分蘚類のキンシゴケの仲間と思われますが詳しいことは分かりません。
つかの間の晴れを狙って近所をデジブラしてきた。
そこかしこに春の息吹を見ることが出来たが、クチナシの植え込みの下でオオイヌノフグリに混ざって、というよりオオイヌノフグリを押しのけるような勢いで、良く似た小さな花を付ける植物を見つけた。
イヌノフグリはオオイヌノフグリよりも劣勢のはずで、私も過去一度しかお目にかかっていない。
去年は目に付かなかったのにいつの間にか繁殖の兆しがみられる。
今日は高齢者大学の自然体験クラブの最終日でした。すこし雨模様の中、有馬富士公園の中を散策してきました。福島大池の冬鳥も随分少なくなっていましたから、北帰行が始まっているのかもしれません。
北野天満宮は御存じ菅原道真を祀る神社で、道真は学問の神様とされていますから、この時期は学生さんのお参り姿を多く見ることが出来ます。
道真は梅を愛し、歌にも詠まれ、道真を慕って北野の梅が大宰府へ飛来したという飛梅伝説もあります。
訪れた日はまさに見ごろで満開の花とともに境内一面馥郁たる花の香りが漂っていました。
北野天満宮の境内に入ると右手に牛の彫像が置いてあります。もうかなり年季が入った代物ですが、新しく三色の大理石で作った牛があるにもかかわらず、この古びたほうの牛が人気を呼んでいました。
なぜ牛がいるのか不思議でしたが、帰ってから調べると、道真は牛と所縁があり、丑年に生まれ、丑の月の丑の日に没したようです。また、大宰府へ下るときは牛に乗って行き、他にも牛によって災難を免れたこともあるということで神使として境内に据えられているようです。