く~ちゃんの自然観察記

身近な自然観察や日々の出来事を気ままに綴っていきます。

2011年02月

有馬富士公園のハンノキの仲間は『ハンノキ』『ケヤマハンノキ』『オオバヤシャブシ』など多くの種類が有り、数も多いのですが、ほとんどが植栽樹とその逸出したものと思われます。
ハンノキは水辺や湿地に多くはえていますが、この『ケヤマハンノキ』は山の中に沢山あるようです。
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他のカバノキ科の植物同様、今花盛りで雄花が開き花粉を飛散させています。花だけでは見分けは難しいのですが、強いて言うなら、5本程度の長い雄花花序がぶら下がりその上に雌花花序がかたまって5~6個付いているようです。
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そのほかの見分け方としては、冬芽を見ますと比較的目立つ『柄』がついていることでしょうか。
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又幹は、ハンノキのようにささくれることも無く、枝の落ちた痕が、まるで大きな『目』のようにこちらを睨みつけているのが特徴かもしれません(笑)。


ガーデン階段には少しですが『ボケ』の木が植えられています。
ほとんどが蕾の状態ではありましたが、中にはチラホラと開花しているのもあり春の本格的な訪れを教えてくれています。
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『ボケ』はバラ科の落葉低木で漢字では『木瓜』と書かれます。これは実が瓜に似ていることから来ているようです。実が出来たら紹介したいと思っています。
古くから庭木として人気が有り、品種改良も進み今では白花・斑入り・咲き分けとまるで『皐月』さながらの感があります。
ガーデン階段のボケは改良品種ではなく、昔の色を保ったものと思われます。


綺麗なロゼット葉を見せてくれるタネツケバナですが、2月の終りともなると、ロゼット葉の中心から花軸を伸ばし、花をつけているのが多くなりました。早くも結実してるのもあります。
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われわれが普段眼にするタネツケバナには『ミチタネツケバナ』と『タネツケバナ』の2種類があるようです。
私の区別方法は、羽状複葉の先端の葉の大きいのがタネツケバナ、余り変わらないのがミチタネツケバナという見分け方(大きさは比較論で、あまり当てに出来ません)と雄蕊の数が4本がミチタネツケバナ、6本がタネツケバナという見分け方の2方法で行っています。
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公園ではタネツケバナが群生している場所と、ミチタネツケバナが群生している場所は別れているようです。


今日も引き続き園内で見つけた小さな春を紹介します。先日の読売新聞の三田版には園内のロウバイの話題が載っていましたが、もっともっと小さな春を見つけました。
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ロウバイ近くのベンチの脇の陽だまりにヒッソリと花をつけていました。『ヒメオドリコソウ』です。ホトケノザと同じシソ科の植物でよく似た唇状花をつけますが花の大きさは小さく、葉の形は全く異なっていて非常に毛深いのが特徴です。
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又、冬の間は写真の右側に写っているような丸い柄のある葉だけになりますので、全く別の植物だと思ってしまいます。
名前のヒメオドリコソウは『小さいオドリコソウ』という意味で、同じ科のオドリコソウにそっくりですがズット小さいということです。
オドリコソウも園内にありますので、花の時期が来たら紹介しますが、それは園芸植物です。


以前林の奥まった場所の梢にこの『カワラヒワ』の姿を見たときは、まさかそんな場所で会うとは思わず、大変驚いたものです。
この小鳥は名前に『河原』がついているように、開けた草原で見かけるのが常だったからです。今回は定説どおり、小さな群れで草原で餌探しをしていました。
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アトリ科の『カワラヒワ』は、他のアトリ科同様太くて短い強力なくちばしを持っています。主食が植物の種子であることがそのような強いくちばしを持つことにつながったのかもしれません。
写真のようにやや緑がかった褐色の身体ですが、翼を広げると黄色い羽根があり良く目立ち綺麗なものです。
近くに餌場になるような草原があれば民家近くにも居り、繁殖期が近付くと、電柱や高木の天辺で「チュルル・チュルル・ビィ~ン」とさえずっている姿を見ることが出来ます。


有馬富士公園も春の気配が濃厚になってきました。昨日も訪問しましたが、陽だまりには春の草花が其処彼処で花を付け始めていました。
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今日ご紹介するのは『ホトケノザ』です。
春の七草にもホトケノザという植物が含まれていますが、全く違う植物であちらはキク科の「コオニタビラコ」というのが正式名です。
こちらのホトケノザはシソ科の植物です。
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最近は盛夏と真冬以外は年中見かけるようになりましたが、やはり厳しい冬を通り越してみる花はひとしお深い感慨があります。
『ホトケノザ』という名前は花の咲く近くの葉の形が仏様の『蓮座』によく似ているから付けられたものです。又、それが3段ほどついて各段で花をつけることから、『サンガイソウ(三階草)』の別名も持っています。
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小さなピンク色の花は唇状花で変わった形をしており、花弁には毛が生えています。
公園もスギ花粉の飛散が始まったようです。心配な方はマスクを着用されたほうがいいですよ。


ヤット見つけましたよ。有馬富士公園にも小さな春がやってきたようです。ガーデン階段下の陽だまりに『オオイヌノフグリ』が咲いていました。
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今はまだ小さな小さな花で、ジッと見なければ見落としてしまいそうですが、あの懐かしい瑠璃色が太陽の光を受けて輝いています
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オオイヌノフグリは19世紀の終わりごろに日本にやってきたゴマノハグサ科クワガタソウ属の帰化植物ですが、今や春を感じさせる花の筆頭になろうとしてますね。在来種でイヌノフグリという植物がありますが、ここ数年はお目にかかってません。又最近は20世紀初めにやってきた、同じ属のフラサバソウが凄い勢いで増えてきました。この三田でも多く見ることが出来ます。植物の世界も、刻々と勢力分布が変わる厳しい世界なのですね。


まだ冬が居座る有馬富士公園ですが、今園内で一部カメラマンの標的になっている花を二つ紹介します。
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一つ目は『マンサク』です。これは園内のあちこちで見かけることが出来るユニークな形の花です。花弁はテープを巻いたような形で蕾に収まり、開花と共にテープが解けてきます。それで写真のような形になるということです。品種改良された種は遠くからでも良く目立ちますが、原種に近いほど花も小さく色も木肌色ですから、かなり近付かないと花と認識できないかもしれません。
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もうひとつは『ロウバイ』です。園内には2株しかないと思います。両方とも『ソシンロウバイ』で花芯は赤くありません。気温が上がると香りもたつと思いますが、今のところそれほどでもありません。でも、この透き通った蝋のような花弁の質感を写真にとどめようと写真家が集まるようです。


学習センター前の植え込みの下草として『ナツズイセン』とツワブキが植えられていることは以前紹介しました。
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今、まるで雨後の筍のように『ナツズイセン』の芽生えが始まっています。
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『ナツズイセン』はヒガンバナ科の植物で、名前のとおり夏になりますと大きなピンク色の花を咲かせてくれます。しかし、そのときには今芽生えているこの葉は影も形も無く、太い花茎だけが地面から出てその先に花が咲くのです。
「ヒガンバナ」も同様に地面から花茎を伸ばして花をつけますが、葉のほうは花が終わった直後に芽生え始め伸びきった状態で冬を越しています。そして春には枯れてしまいます。
同じヒガンバナ科の植物でもこのように葉を出す時期が異なる事を初めて知りました。


ついに開花し始めました。といっても、極めて地味系の花です。
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公園には植栽された『ハンノキ』が沢山植えられ、大池川の川岸には自生種が群生しています。
ハンノキは湿った土地が好きだそうです。福島大池の周りは公園の中でもすり鉢状になった低地ですから、条件があっているんでしょうね。
ところでこの木はカバノキ科の落葉高木です。シラカバと同じ科に属しています。雄花の花粉は風によって媒介される「風媒花」で、シラカバ同様アレルゲンとして知られています。心配な方はマスク着用で近寄られたほうがいいでしょうね。
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ダラ~ンと垂れ下がっているのが雄花で根元のほうに着いている丸く小さいのが雌花です。昨日は風が強く、雄花が風にたなびいていました。目には見えませんでしたが、沢山の花粉が飛散したと思われます。
結実した雌花は小さい松ぼっくりの様な実をつけます。室内飾りの材料としてよく利用されますね。


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