く~ちゃんの自然観察記

身近な自然観察や日々の出来事を気ままに綴っていきます。

2011年03月

有馬富士登山道の入り口付近の農道の土手に植わっている水仙です。
大きな蕾が印象的な水仙でした。
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どんな花が咲くのか楽しみにしていましたが、先日咲いていましたので写真を撮ってきました。
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写真を持ち帰り同定をしましたところ。『フォンシオン』という品種であることがわかりました。
古くから日本で栽培されている八重咲き品種です。満開になりますと、直径5センチ以上の球状になるほどの大きさです。
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黄色一色ですが、外縁部の花弁がやや緑を帯びています。これはウイルスによる緑化現象だそうです。元気そうに見えるのですが、ウイルスに取り付かれているのですね。
しかし、ドンドン増えているようで、やがて一面が豪華なこの水仙で覆われることを期待してます。


公園内を探し回ってヤット一株にめぐり会えた。春の七草の一つである『ナズナ』に出会うのにこんなに苦労するとは思いもしなかった。日当たりの良い道路際にヒッソリと花をつけていた。
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有馬富士公園では、何故これほどまでナズナが少ないのか理由はよく判らない。草刈の時期がそのような結果をもたらすのだろうか。この草はアブラナ科で、秋に発芽してロゼットで冬越しする越年草、もしくは初春に発芽する一年草とされている。
ナズナは別名をペンペン草といわれている。それは結実した果実の形が三味線のバチに似ているからとのことだ。
私が小さいときは花茎を折り取り、果実をもって注意深く裂き下ろし、茎にぶら下がるようにしてから花茎をまわして、出るかすかな音を楽しんでいたものだ。もちろん今の子供たちはそんな遊びを知る由もないだろう。
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写真で判るように先端には沢山の蕾がついていて、下で結実していても次々に花を咲かせている。無限花序というようだが、まさか無限では有るまい。


有馬富士公園に限らず、今三田ではあちこちでこの苔を見かけます。
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比較的乾燥していても大丈夫なようで、日当たりの良い法面や少しばかりの土がある石積みの上などでも繁殖し赤い斑模様を描き出しています。
名前は『ヤノウエノアカゴケ』と言うらしいです。
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この時期は2センチほどの胞子体を伸ばしており、その胞子体の柄の部分が赤いのでこのような名前が付けられていると思われます。蒴の部分は薄緑色でコメツブよりズット小さい長卵形で、トンガリ帽子をつけています。
近付いて観察すると、非常に綺麗な苔なので是非ごらんください。


園内の道端に其処彼処でこの花を見かけるようになりました。
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『ノボロギク』といいます。ヨーロッパ原産の植物で明治初頭に日本にやってきたようです。名前は野に咲くボロギクと言う意味らしいですが、ボロギクとは似ても似つかないので、私は『野に咲くボロをまとった菊』とおもっています。
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写真を御覧になって判るように茎や葉に綿葛のような蜘蛛毛がついています。これをボロにたとえています。形状は春菊に似て柔らかいイメージがあります。
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花は筒状花のみで構成されていまして、開花していても蕾の状態のままです。
萼片と苞片の先は黒く遠くからでもこの花があるのを確認できるひとつの特徴になっています(ただし、この特徴を持たない個体もあるとのことです)。


時期外れというか、遅きに失したという感が否めないのですが・・・・。公園の植え込みの下草として、フキが有ったようで、地面からこんなのが一杯出ていました。
フキの花の蕾です。
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世間ではこれを『フキノトウ』と言うらしいですね(笑)。
この時期にこの状態で健在なのは、来園者のモラルはかなり高いものがあるとお見受けしました。
フキノトウは春の訪れを告げる山菜として不動の地位を保っています。しかし、普通食用にされる葉柄同様、有害なアルカロイドを含んでいるため灰汁抜きの必要があるそうです。
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この花茎はこの後菊に似た白い花を咲かせます。それも観察するのが楽しみです。又ご紹介しますね。


有馬富士登山道の入り口付近の土手に、このスミレが沢山花をつけていました。
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スミレは種類が多く、同定には難しさがあるのですが、多分『コスミレ』というスミレだと思います。
山里に多く生えており、コスミレという割には花も大きく見ごたえもあります。
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花弁はやや細く長く、ねじれる傾向があり、花の色の変異は多いものの、この個体は一般的で、薄紫色に紫色の筋が入ったものでした。
距は花の大きさに比べ太く長く大きなものでした。葉は卵型で厚みを感じるものでした。また、側花弁基部には毛がはえておらず、雌蕊柱頭はカマキリの顔のような形をしていました。
春の野の散策が楽しい季節になりました。是非、歩いて下さい。


林の生態園を歩いていますと、落ち葉を押しのけるように変なものが頭を覗かせていました。
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かぶさっている落ち葉を丁寧に取り除きますと、キノコが顔を見せました。
高さは10センチくらいで傘の部分は7センチくらい有ります。直径は広いところで3センチくらい。傘には深く切れ込みの有る網目がついています。
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『トガリアミガサタケ』といいます。
桜の花が咲く前に春を告げるように出てきます。フランス料理では珍重されているようですが、日本では余り人気がないようですし、よく似た毒キノコも存在するようですから、注意が必要です。


有馬富士公園のタンポポでも多数を占める『セイヨウタンポポ』が開花し始めました。寒さに弱い『セイヨウタンポポ』はこの時期は、花茎をあまりのばすことはなくせいぜい30~40mm程度で、ロゼットに密着したようにして咲いています。
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野草図鑑を見ますと、セイヨウタンポポの特徴として「総苞片が反り返っている」と明記されています。総苞とは花を包む一番外側でその一枚一枚を総苞片と呼んでいます。総苞片の内側には萼があり、その一枚一枚を萼片と呼んでいます。タンポポの場合萼は緑色をしています。
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「総苞片の反り返り」は蕾の状態でも写真のように顕著に現れているのですが、昨日はその特徴があいまいな固体を数個見つけました。
次の写真の個体がそうです。これを見ますと、反り返りはありません。
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従って、セイヨウタンポポの特徴として『総苞片が萼に密着していない』としたほうがいいかもしれませんね。


皆さんは雨上がりの地面にこんなものが有るのを見たことないですか?
まるでワカメみたいなものが地面にあるのですが・・・・。
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これは陸性藍藻でネンジュモ科の『イシクラゲ』といわれるものです。別名はイワキクラゲとも言われています。
陸上で繁殖できる藻の仲間がいるなんて不思議ですね。
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雨上がりは写真のようにプルンプルンのワカメのような状態になりますが、乾燥すると、黒く干からびて海苔を干したような状態で地面にこびりついています。
これはいたるところで繁殖しているようです。なかにはこれを食糧危機の救世主として着目してる方もおられるようです。
食用にしている地方も有り、毒ではないですが、私は今のところ口にする勇気はありません。


昨日は午前中キッピーフレンズの窓口当番に当たってました。雨にも拘らず、お父さんやお母さんに連れられて学習センターを子供たちが訪れてくれ、クイズに挑戦していました。
午後1時に活動を引き継ぎ、食事(パンとコーヒーだけですが)を摂った後、幸いなことに雨が上がっていましたので、園内を散策することにしました。
午前中の雨にたたられ、園内を散策する姿はごく疎らですが、それでも散策を楽しんでおられる方を随所で見かけました。
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ガーデン階段や水辺の生態園の『ミツマタ』が不順な天候続きにも拘らず花を開き始めていました。ジンチョウゲの仲間ですから、香りがいいと思うのですが、雨上がりの低温の状態では全く香りも無し、雨の雫に濡れた花も精彩を欠きますが、とりあえずは開花宣言をしておきたいと思います。
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これからお天気がよくなって気温が上昇すると、彩りだけでなく、香りも我々を楽しませてくれることでしょう。


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