く~ちゃんの自然観察記

身近な自然観察や日々の出来事を気ままに綴っていきます。

2011年04月

カラスノエンドウに1ヶ月ほど遅れ、『スズメノエンドウ』が開花しています。
Img_2326
カラスノエンドウ同様マメ科ソラマメ属の1年草です。本体や花はカラスノエンドウよりもかなり小さく、烏に対比して雀の名を与えられたと言うことです。
Img_2325
カラスノエンドウの花柄が目立たないのに比べ、スズメノエンドウは5センチ位の花軸の先に薄紫色~白色の5ミリほどの花を3~5個つけます。


アケビの花が咲きはじめました。公園のアケビの仲間には写真の『ミツバアケビ』と『アケビ』・『ムベ』があります。
Img_2385
なかでもこの『ミツバアケビ』は一番多く自生しているようです。落葉性のつる植物で比較的荒れた伐開地に現れるようです。
この時期濃紫色の花をつけます。花房の上部には雌花が下部には雄花花序がついています。
Img_2386
雌花は0~4個くらい付くようで、花弁のように見えるのは萼片です。萼片は3つに分かれ、雌蕊は3~6個あるようです。
Img_2388
雄花は小さく5ミリくらいですが、数はかなり多くまるでブドウの房のようにぶら下がります。
秋には長辺5~8センチくらいの楕円球状の実を付け、小鳥や小動物たちの貴重な餌となります。
実が熟すと縦に割れることから、『開け実』と呼ばれていてそれが『アケビ』に変わったと言う説があります。


花の講堂から、鳥の道へ降りる長い階段がありますが、その途中にたった1本だけ生えていました。
Img_2313
セリ科の植物で『ヤブニンジン』と思われます。全草柔らかく表面には毛が生えていました。人参の仲間ではありませんが、葉が似ているのでニンジンと付いたようです。
Img_2315
出会ったときは丁度、複数の散形花序に白い5ミリほどの花をつけていました。花の基部の子房の部分が長く、実になるとこん棒状になるとのことです。通路脇ですので実が出来るまで健在でいられるかどうか判りませんが、観察してみたいと思います。


『ヒサカキ』は近畿の山ではごく普通に見られるツバキ科の常緑低木です。
今は、枝一杯に花をつけています。雌雄異株で花はせいぜい3ミリ位の小さい花です。写真に写っているのは雄花ばかりです。
Img_2262
雌花を探しているのですが、今回は見つけることが出来ませんでした。雌花が結実すると、秋には直径4ミリくらいの実が黒く熟し枝にビッシリとつきます。
雄花の雌蕊や雌花の雄蕊は退化しているだけで、何かのきっかけがあると性転換するということです。
Img_2133
次の散策では雌花を探すことにします。
山歩きをする方々は、この木を焚き火で炙って、それを煎じてお茶として飲むそうですよ。私もいただきましたが、香りもよく美味しいものでした。
又関西ではこの木を仏花の柴として利用していますので比較的馴染みがあります。


林の中や林縁には『ウリカエデ』の木が多く自生しています。その花が今盛りになっています。
Img_2277
カエデ科の落葉小高木で3mほどの高さになります。幹の下部が瓜によく似た色合いをしていることから、名付けられたようです。
よく似た名前で『ウリハダカエデ』というのがあります。これもカエデ科の落葉小高木ですが、ウリカエデよりは少し大きくなるようです。葉と実がついているときは容易に見分けられますが、それ以外の時期では難しいですね。
Img_2276
見分け方を簡単に言いますと、ウリカエデの葉は長さが6~7センチ幅が5センチ程度でやや細長く浅く3裂した個体もあればしない個体も有ります。
ウリハダカエデの葉は縦横同じくらいで7~10センチあり浅く3裂しています。
実は共に一対の翼果ですが、くっ付いている角度がウリカエデはほぼ水平、ウリハダカエデは120度くらいの角度となっています。
話を戻しまして、今花盛りのウリカエデですが、雌雄異株とされていまして、写真の個体はおそらく雄株とおもわれます。
Img_2282
総状花序が垂れ下がり、花数は概ね8個のようです。個体により葉緑素が多いものと、やや赤っぽいものがあるようですね。


福島大池北の棚田の土手に『ヘビイチゴ』が花をつけています。
Img_2242
花弁が5枚の1.5センチくらいの可愛い黄色い花です。
名前に蛇が付く由来は蛇が出没するようなやや湿った環境にこの野いちごが生えているからという説が有力です。
Img_2243
よく似た植物でヤブヘビイチゴと言うのがあります。花の時期で判別するのは難しいですが、実が出来ると判り易いので又出来たら紹介します。実は食べられますが、余りおいしくは有りません。


WEBでスミレの花を調べるまでは、スミレと言う名の『スミレ』が有ることすら知りませんでした。
そしてこれが『スミレ』です。
Img_2251
花は濃い紫色で側花弁の根元に毛がはえています。又少しねじれたように見えるのですが、花弁の大きさが対称でないからでしょうか。
Img_2250
葉は根性葉のようで柄杓形で翼が付いています。
山というよりも里に多いようで、福島大池の北側の日当たりの良い道端で見ることが出来ます。


有馬富士の麓、芝生公園の近くに沢山生えています。
シロスミレホソバシロスミレ』ではないかと思われます。
Img_2287
花びらは白く側花弁の根元には毛がはえています。上2枚の花弁は真っ白で、下花弁には紫色の筋が見えていました。
Img_2292
葉は翼つきのへら形になっています。葉本体よりも葉柄のほうが長いようです。



本種はホソバシロスミレではないかと貴重なご意見を頂きましたので訂正しました。



その後さらにこれはアリアケスミレだとの意見を頂戴しました。ホソバシロスミレは高地に咲く種類だそうです。
スミレは難しいのでまだまだ勉強不足の私には手に負えない代物です。


スミレの種類は多く、素人の私が同定するのは気持ちが重いのですが、間違いを覚悟で紹介していきたいと思います。
Img_2268
『タチツボスミレ』です(多分)。
先日山道を歩いていますと、道端に沢山このスミレを見かけました。日当たりの良い場所ほど沢山の花を開いていました。
Img_2265
花の色は薄紫で花芯がオレンジ色になっています。茎は10センチほど立ち上がっていました。


林縁のやや湿った場所で見かけます。
Img_2216
名前は『ムラサキサギゴケ』と言います。ゴマノハグサ科サギゴケ属の多年生の植物です。
花の色が白いものもあるようで、それを『サギゴケ』と言うこともあるようです。
同じ仲間に『トキワハゼ』と言うよく似た花を咲かせる植物がありますが、園内で見つけられれば後日紹介します。
Img_2213
ムラサキサギゴケは匍匐性が強く、地面を覆うためコケの名前が付けられたようです。


このページのトップヘ