く~ちゃんの自然観察記

身近な自然観察や日々の出来事を気ままに綴っていきます。

2011年05月

花の道から福島大池に下る広い道の、右側の石積みの擁壁に沢山あります。
『ナワシロイチゴ』というバラ科キイチゴ属の植物です。漢字では『苗代苺』と書き、苗代が作られる頃に実が出来ることから来ているようですよ(ナワシログミと同じですね)。
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今花が咲いていますが、ピンク色の小さな花弁が閉じたままで、雄蕊を包み隠しています。この花弁は決して開くことないそうです。私も開いているのを見たことがありません。このような状態で結実できるから不思議ですね。
実はキイチゴ属特有の小粒が集まった集合体で赤く熟すと食べることが出来ます。毎年狙っているのですが、何時も無くなっています。人気が有るようですよ。今年こそはゲットするぞ~!!


秋と共に梅雨時はキノコを見る機会が多いのですが、先日林の生態園でこのようなキノコに出会いました。最初は枯れ落ち葉と思って通り過ぎたのですが、何か違和感があり戻って確認しました。
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『ウラスジチャワンタケ』というノボリリュウタケ科のキノコらしいです。直径は5センチから7センチくらい、傘は薄くゴムのような質感で茶褐色です。柄は白く柄から傘の裏にかけて盛り上がったしわが多く入っていました。
群生していましたが、私にとっては初めて見かけたキノコでした。


ケヤマハンノキの幹に彼方此方穴が開けられ(何者かが幹から出てきたのでしょうか)樹液の甘酸っぱい香りが周囲に立ち込めていました。こういうところには絶対虫さんが来ているとスズメバチを警戒しながら近付いていきますと・・・。
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大小取り混ぜた(大きいのは15ミリくらい、小さいのは8ミリくらい)この虫がひしめき合っていました。
『ヨツボシケシキスイ』という虫らしいですよ。ヨツボシというのは背中の赤い斑点が4つあることから、ケシというのは芥子、キスイというのは木吸いからそれぞれ来ているらしいです。芥子という割には大きな立派な甲虫ですね。
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観察していますと、小さい虫の割には大きな立派なアゴを持っています(クワガタには負けますが)。私にとっては初見でしたがカブトムシやクワガタムシを採集する方々にとっては普通に見かける虫らしいです。
強力なアゴで競争相手を押しのけたり、木をかじったりしてました。


最近は極普通に見かけるようになった『ツマグロヒョウモン』です。春に羽化した蝶でしょう。
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世代をつなぐ相手を見つけたようです。
タテハチョウ科のツマグロヒョウモンは南方系の蝶ですが、最近は関東地方でも普通に見かけるようになったそうです。
幼虫の食草はスミレ類の葉で、幼虫で冬を越します。地球温暖化と昨今の園芸ブームでパンジーやビオラを植えるお宅が増えたのもこの蝶をよく見かける一因となっているのかもしれませんね。
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写真の左側がメスで、羽を広げると前翅の先端が黒く、其処に白い筋が入っています。
右はオスで全体に豹柄になっていてメスとは全く違う色柄です。
前翅長は35ミリくらいで、花から花へと飛び回っている中型の蝶です。
(前翅長:前翅の長辺の長さです)


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林の生態園の湿地に自生している『カザグルマ』は、今花が見頃を迎えています。日本原産のキンポウゲ科の落葉性ツル植物で奈良県宇陀市の自生地は天然記念物に指定されています。
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直径10センチもあろうかと思われる、花弁と見紛う白い花被片(萼片)が開き見事なものです。花被片の数は8枚が基本ですが、なかには7枚のものもあるようです。今年は花数も多く見応えもありますが、虫に食べられボロボロ状態のものもあり残念なことです。
中国原産のテッセン(花被片6枚)と共にヨーロッパに渡り、クレマチスと名前を変えて里帰りをしています。
その事に因んで花の道入り口には、クレマチス園があるんですよ。
『カザグルマ』は絶滅を心配されている植物ですから、そっと見守ってあげて下さい。


24日は久しぶりに有馬富士公園を散策して来ました。
腰から来る坐骨神経痛の悪化で身動きも出来なかったのですが、ようやく痛みも落ち着きましたので出かけた次第です。
この季節は自然の営みも早く10日のブランクは自然観察者にとってなんとも残念なことなのですが、動けなければ仕方ないですよね。
2日間の雨の後でしたので、実は期待するものがありました。それは『モリアオガエル』の卵塊を見ることなんです。
去年は6月10日に一個目を確認してますが、今年は早くから梅雨のような状態が続いているので・・・。
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・・・すると有りました。大きな、ソフトボールよりも大きな卵塊が水面から1m程上の木の枝についていました。
去年の猛暑、極寒にもかかわらず、春先から、沢山の鳴き声を聞かせてくれてましたので元気そうだなと思っていたのですが、期待に応えてくれました。
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この卵塊の中には300以上の卵が入っており、うまくいけば2週間ほどでおたまじゃくしになり、下の池にポトリポトリと落ちるのを見ることが出来ますよ。


今公園の草原ではこの草花が一面咲き誇っています。非常に可愛い綺麗な花ですから、皆さんお気づきのことと思います。
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この花は『ニワゼキショウ』というアヤメ科の多年草で、地下茎を伸ばして増えていくようですが、種(写真の小さな球)でも増えると思います。
北アメリカ原産の帰化植物です。このような可愛い花なら大歓迎と思っているのは私だけでしょうか?
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又、よく似た花で『オオニワゼキショウ』というのがあり、これも公園内に沢山生えています。花の大きさは『ニワゼキショウ』よりも小さく、草丈は少し大きくなり大株になっているのが多いようです。色は白と青があるようですよ。
また、3枚一組の6枚の花弁のうち内側の3枚が2等辺三角形のようになってるようです。


園内の築山広場の片隅に植えられている『ヒトツバタゴ』の花が今見頃を迎えています。
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今年は葉がよく茂って若干見栄えはしないのですが、変わった形の白い花が沢山付いています。
ヒトツバタゴはモクセイ科ヒトツバタゴ属の落葉高木で自生種は長野県・愛知県・岐阜県・長崎県の一部に存在するだけで、環境省レッドリスト絶滅危惧種Ⅱ類(UV)に指定されています。
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雄花をつける株と両性花をつける株に分かれるそうです。(以上、Wikipediaより)
公園のヒトツバタゴに実が付いているのを見たことがありませんので、ヒョットしたら雄株と思われます。
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又この木は別名『ナンジャモンジャ』といわれています。満開の花を遠目で見るとまるで雪が積もったように見えることから、驚きのあまり発した言葉から来ているようですよ。


スギから始まり、ヒノキと遷った花粉症ですが、一段落したと思ったら最近又くしゃみが止まらない人いませんか?
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私もその一人ですが、そのアレルゲンがこの『カモガヤ』であることが多いようですよ。青白っぽい葉のイネ科の植物です。
そのほかにもこの時期は『ハルガヤ』もアレルゲンとして上げられていますが、いずれも極普通に道端に生えている牧草上がりの野草ですね。
これらのアレルゲンは特定が難しいそうで一般には『イネ科植物』によるアレルギーと表現されているようです。
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風媒花ですが、花粉はスギのように大量広範囲に飛散はせず、影響はせいぜい数百mくらいではないでしょうか?
私のように草むらに入って自然観察するものにとってはスギ同様脅威の的であることには違いありません。


ブログアップのタイミングを逃していましたが、『ゲンゲ』を紹介しておきます。
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ゲンゲは一般にはレンゲという呼び名のほうが通っているマメ科の植物です。空中窒素固定の技を買われ、肥料作物として持てはやされた時期があり、春には田畑がピンク色一色に染まった時代も有りました。
今は三田では新三田駅周辺の田でチラホラ見かける程度になってしまいました。有馬富士公園に有るかと探しましたが、なかなか見つからず、ヤットかやぶき民家の傍で見つけることが出来ました。


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