く~ちゃんの自然観察記

身近な自然観察や日々の出来事を気ままに綴っていきます。

2011年06月

林で出会ったシャクガの仲間を紹介します。
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『マエキヒメシャク』と思われます。
開長30ミリくらいの見た目は白い蛾で、林ではよく見かけます。写真に撮ると翅の表面の3本の黒い筋と、細かい黒点がよく判ります。後翅の先端は尖っていて、よく似たウスキクロテンヒメシャクと違うと判断しました。
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次は葉の裏に隠れて仲良くしていた『ハグルマエダシャク』を見つけました。写真に撮るために葉を持ち上げても知らん顔を決め込んでいました。
開長30ミリくらいの褐色の蛾で出会ったのは初めてでした。


何時も虫さんや草花の紹介をさせてもらってますが、同じ公園に住む仲間として今日は『菌類』を紹介します。
でも、虫や草花に比して遥かに同定が難しい彼らですから、あくまでも参考程度にお考えください。
いずれも林の生態園で出会った仲間です。
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朽木の上に真っ白な3~5ミリの粒粒がついていましたので写真に収めました。なかなか正体がわかりませんでしたが、どうやら『粘菌』の仲間の変形菌ツノホコリ科に属する『タマツノホコリ』らしいです、この状態は『担子体』という状態で胞子を飛ばそうとしているとのことです。
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次にこのボコボコした握りこぶしくらいの大きさの塊です、木の根っ子にいくつも出来ていました。?マーク付きで『ヒラフスベ』ということにしています。ご意見をお聞かせいただいたら嬉しいです。


園内にサザンカの生垣があります。花の季節には綺麗な花を楽しめ非常にいいのですが、この季節だけは近づかないほうがいいようです。
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今は丁度チャドクガの幼虫が発生する時期にあたっています。チャドクガは名前のとおり茶の仲間のツバキ科の葉を食樹とし、茶の産地では大変恐れられているドクガ科の害虫です。
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葉を食べるだけでなく、幼虫も成虫も毒針を持っていて、刺されると赤くはれ上がり痒くなります。毒針の毛は細く折れやすいため衣服を貫き肌に刺さります。かきむしると細かい断片になり周囲に刺さり痛みもかゆみも広がります。
2度目からはその抗体によってアレルギー反応が強く出る人も多いので注意が必要です。
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又今年は雨が多かったからでしょうか、こちらのサザンカもウイルスに感染し、もち病が発生していました。葉が写真のように異常に大きく膨らみやがて黒くなって枯れ落ちる病気です。


林の生態園を散策していると下草の葉の上に綺麗な赤銅色でメタリックな甲虫が乗っていました。
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体長は10ミリも無いくらいの小さな虫でしたが、名前も判らないまま写真を持ち帰りました。
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体型からすると、ゴミムシやカミキリムシの仲間に近いのですが、ハムシでもこのような形もあるだろうとあれやこれや調べましたがよく判らないまま2週間が過ぎ、ヤット今週判明しました。
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ハムシダマシ科の『アカハムシダマシ』という虫だそうです。
ハムシダマシ科の上科はゴミムシダマシ上科ですから、ハムシ科の上科であるハムシ上科とは離れており、キッチリだまされてしまいました。


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可愛いベル形の花をつけていた『ナツハゼ』ですが、花も終わり今は直径7~8ミリの丸い実をたくさんつけています。秋になって紅葉が進む頃にはこの実も黒く熟し小鳥達の貴重な食糧となります。
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ツツジ科スノキ属の落葉低木で公園の林には彼方此方で見ることが出来ます。他のスノキ属同様、実は食用になり、酸味が少し強いですがブルーベリーによく似た風味です。これをジャムにして楽しむ地方もあると聞きます。
名前の由来は夏にハゼのように紅葉すると言うことから来てるようですが、実際はよほどの条件がそろわない限り夏に紅葉とはいかず、初秋からの紅葉になります。


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『シオヤトンボ』に再登場願いました。以前はメスしか出会っていなかったのですが、先日オスに出会いました。このトンボはどういうことか人好きでメスに会ったときもそうでしたが、オスも私の周りを行ったりきたりしてとまってはディスプレーしてくれます。
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オスはこのように全身塩が吹いたように白い粉がついています。体色が黒ですから、白といっても、なんとなく深みのある色になります。
シオカラトンボよりも小さく、腹の幅が広く見えます。活動期は夏で終わり、秋には姿を消します。秋でも飛んでいるシオカラトンボとはこの点でも異なります。


『ネジキ』の花が満開になっています。アセビによく似たつぼ形の白い花を小枝一杯につけています。
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ツツジ科の落葉小高木で秋の紅葉は美しく、早春の木の芽時は新芽も枝先も赤くなり一際目立った存在です(アカメと言われています)。
名前は幹のネジレから来ており、木肌を見ると斜めに線が走り捩れている様を読み取ることが出来ます。里山で燃料調達をしていたときは薪にするのに鉈の入りにくい木として知られていたようです。
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この木はアセビ同様有毒で食樹動物からも敬遠されているようです。


21日に展示写真の交換を兼ねて、公園内を散策してきました。久しく行ってなかった鳥の広場を経由して、例のエノキの半朽木を見に行きますと・・・・。
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エノキの幹に、体長が40ミリほどの大きな蜂がザット数えただけでも30匹はいたでしょうか、いずれも体長の1,5倍以上の長い産卵管を持ったメスの蜂でした。
幹を歩き回ってしきりに産卵場所を探っているようで、産卵を始めている蜂も見受けられます。
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体長の割には幅が狭く押しつぶしたような身体には黄色い斑紋が付いてタイガースカラー、タイガースファンが見れば喜ぶこと請け合いですよ。
帰宅後調べますと、この蜂の名は『オオホシオナガバチ』というらしいです。
寄生蜂でキバチやカミキリの幼虫を探り当てて直接産卵管を突き立てて産卵するらしいです。
分厚い木肌の上からそれらの幼虫の居場所をどのようにして探り当てるのか不思議ですね。
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産卵管は普段は鞘に入っていますが、産卵時は腹部に抱き込み細かい振動を与えながら(写真を撮るとお尻だけピンボケになるのでそう判断したのですが)差し込んでいくみたいです。
ヒラアシキバチのように産卵管が抜けなくなってそのまま絶命というほどではないようですが、中には抜けなくて産卵管だけが残っているのもありました。


『キシタエダシャク』と言うシャクガ科の蛾に出会いました。
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40ミリほどの比較的目立つ蛾で目の前のアラカシの幹にとまってじっとしていました。
前翅は白く、後翅は黄色でいずれも黒い斑点が無数についています。名前の由来は下の翅が黄色だからでしょうか?
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非常に協力的でいろんな角度から撮らせてくれましたよ。


小さな幼虫で集まって越冬していたサシガメもいまやスッカリ成虫になって独りで獲物を探し回っています。
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『ヨコヅナサシガメ』は桜の木で集団で越冬していたのですが、よほど桜が好きなのでしょうか、猟場も桜の木のようです。脱皮直後は深紅の身体ですが、今は足の付け根に残るだけで全身黒く張り出した腹部は白黒の模様になってます。
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一方『シマサシガメ』はあまり場所にはこだわらず、いたるところで見ることが出来ます。これも立派な成虫になっていました。よく似ているのですがシマサシガメは、少し小さく肢も白黒模様になっているので判りますよ。


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