2011年07月
何時もコメントを戴く『散輪坊さん』から、ミスジチョウの話が出ましたので、今年アップしてたかどうか調べたら、未だのようでした。
展示写真のほうは作ったのですが、ブログは未だのようでしたので遅ればせながらアップします。
タテハチョウ科の『ホシミスジ』という蝶です。
特徴は翅表の最前列の白斑がこのように途切れ途切れになっていることです。
又、翅裏を見ますと後翅の付け根辺りが白地で数個の黒斑が散らばっています。名前の『ホシ』はこの黒斑を表現したものだったようですよ。
当地ではホシミスジが多いようでミスジチョウには未だ会っていません。
ミスジチョウは翅表の最前列の白斑は連続し、翅裏の後翅の付け根も表同様の模様になっているようですよ。探してみて下さいね。
『ニホントカゲ』と『ニホンカナヘビ』です。いずれもなかなか全身写真をとらせてくれなかったのですが、このたびめでたく収めることが出来ました。
まず『ニホントカゲ』です。
体の表面は艶のある鱗で覆われ、特に尻尾はメタリックブルーに輝き大変綺麗です。オスの成体はこのブルーが消えてしまうので、この個体は幼体かメスの成体だと思われます。体長は15センチ以上あったようです。
次に『ニホンカナヘビ』です。
体の表面は艶の無い鱗で覆われ、ザラザラした印象を受けます。白っぽい体側線がなかなかオシャレですね。可愛い顔が人気です。これも体長は15センチを超えていました。
この両種は日本の固有種でペットとして飼育観察している愛好家も多いようですね。
最近は時節柄、虫さんの話題が多くなってしまうんですが、先日福島大池北側の湿地で『ハラビロトンボ』に再会しました。
先月の初旬にこの場所でお目にかかっています、そのときはメスだけでしたが、今回はオスも同伴でしたよ。
6月9日のブログでは、このトンボの特徴として腹の幅が広いのと、成熟すると前顎部がメタリックに光る事を上げていました。
今回出会ったオスのハラビロトンボです。前顎部が光り輝いています。黒化した胴体は潮を吹いたように白く変わっています。スッカリ成熟しているようですね。
メスもいましたが、こちらは太陽の光の具合が悪かったのでしょうか、それともまだ未成熟なのでしょうか、前顎部の光は鈍いようです。
オスが2頭争うような仕草をしてましたから、このお嬢さん目当てなのかもしれません。お嬢さんはまだその気にはなっていないようでした。