2011年09月
『コガモ』と『ヒドリガモ』の続き
『ホタルガ』
『シロオニタケ』
『チョッキリ』の仕業
今の時期は公園を歩いていると、地上に実の付いたドングリの枝が落ちていることがよくあります。
この日もあちこちで見かけたのですが、クヌギのドングリを観察をしてきました。
枝は10センチほどで必ず実がついています。そして、その実には少し黒ずんだ傷が付いています。これは産卵した跡のようです。
又、枝の切り口はまるで刃物を使って切った綺麗な状態で、風などで折れて落ちているわけではありません。
これをやったのは『チョッキリの仲間』の仕業だそうです。
チョッキリお父さんとお母さんは共同作業でドングリの殻斗の際に穴を開けます。お母さんが卵を産み、お父さんが穴へ押し込み、夫婦で枝切りをするそうですよ。
産卵現場に出会えたら幸せなのですが、今のところチャンスがありません。
『アオイトトンボ』
『コミカンソウ』
『コガモ』と『ヒドリガモ』
昨日22日、台風一過の有馬富士公園に出かけました。
風が強かった割には倒木も目に付かず、木の枝が少し散乱している程度でした。今年度から県の公園整備の契約が変わったのかして、兎に角綺麗に整備されています。台風が過ぎ去った昨日午後に掃除を済ませていたのかもしれません。
公園に行った理由の一つは、去年9月20日に第一陣が到着していましたので今年はどうか見に出かけた次第です。何の第一陣かといいますとこの子たちです。
今年もやってきました。台風のもたらした強い北風を利用して省エネ飛行をしてやってきたのでしょう。
コガモが9羽(2羽は離れてました)とヒドリガモが5羽です。まだ人馴れしてませんので池の中央に固まってます。双眼鏡でヤット現任できました。
カルガモが一羽ヒドリガモに挨拶をしに行ってましたが、完全無視されてます。言葉が通じないようですね(笑)。
『ヤブガラシ』と『スズメバチ』
自然観察をしていたら、思わぬことに出くわすことがあるのですが、このときもそうでした。
『ヤブガラシ』はその花の写真を撮ろうとしても、花弁(萼片)が直ぐに脱落するため、なかなかチャンスが無いのですがこのときは1箇所で2つも花弁つきの花を発見しました。
左上の緑色の花弁を広げたのがそうですが、これがあまり時を経ず右のように花盤を残すだけになります。更に時が経つと左下のようにピンク色に変わります。花盤には甘い蜜があり、虫たちが沢山集まってきます。
もう一箇所を撮ろうとピント調整をしてるとなにやら大きなものが液晶画面に・・・。『アッ!スズメバチや!』と驚き慌て思わずシャッターを押した画像がこれです。夢中で押した割にはいい写真でしょ(笑)。
笑い事で済んでよかったですが、思わず後ずさり・・・。スズメバチは何事も無かったように飛んで行きました。
『ダンドボロギク』
キク科にはこのように頭花が筒状花のみで構成されているものが多くあります。
舌状花を持つものに比べかなり見劣りしますね。何故舌状花を持たなくなったのは知りませんが、花粉を運んでくれる虫さんにとってはあまり価値観は変わらないのでしょうか。
公園の花の道の入り口で見つけた『ダンドボロギク』です。名前の由来を調べたら、段戸山(愛知県設楽町・1152m)で最初に見つかったと書かれていました。
よく似た「ベニバナボロギク」も公園で見ることが出来ますが、大きな違いは花が上を向いている(ベニバナボロギクは下向き)ことでしょう。
それにしても、ボロとはひどい名前をもらってますね。そのほか見ることが出来るボロは「ノボロギク」があります。