く~ちゃんの自然観察記

身近な自然観察や日々の出来事を気ままに綴っていきます。

2011年10月

オオオナモミとともに『メナモミ』の花が咲いていました。
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同じキク科の植物でありながら、全く異なった形をしている両者ですが、名前のほうは雌雄を現すような似た名前になっています。
オナモミは子ども達の人気者ですが、この『メナモミ』は殆ど名前も知られず、存在も知られていないようです。林縁のやや湿った環境を好み公園では林の生態園に多く生育しています。
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オナモミ同様ヒッツキムシですが、棘針で付くのではなく、粘液で引っ付いていきます。得意な形をした花もジッとみていると味があるのですが・・・。


白い花を一杯つけていた『オトコエシ』ですが、その後結実し今は面白い形の実を一杯つけています。
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実の大きさは2~3ミリの粒ですが、苞葉が肥大し円盤状に生りまるでお皿に種粒を乗せたような形に変わります。
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この写真の果実はまだ若く緑色をしていますが、寒さとともに紅葉し後に茶色になります。果実にこのような翼をつけて、少しでも遠くへ飛ばして子孫を増やしていく仕組みになっているのでしょうね。
種のほか地面近くから匍匐枝を出して、繁殖する術も知っているようですよ。公園では多い植物です。


公園のアベリア(ハナツクバネウツギ)の植え込みの中から顔を出している『オニドコロ』の果実(蒴果)を見つけました。
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まだ若く薄い若草色で大きさは直径が1センチくらいの翼を持っています。翼は3辺あり丁度120度になっていました。
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『オニドコロ』はヤマノイモ科ヤマノイモ属のつる性多年草です。
漢字では『鬼野老』と書くようで、『海老』が演技良いとされるようにこの『野老』がつく植物も演技良いとされているようです。
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公園では他にカエデドコロもありましたがこちらはうまく結実できなかったようです。


昨朝は冷え込みました。三田もついに最低気温が4度を下回ったようです。まだ霜降までは行きませんが、その季節の到来を感じさせます。
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公園のガーデン階段横のロックガーデンには植栽が施されていますが、この時期は『ホトトギス』の花が見頃を迎えています。
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このホトトギスは花の色や花の付き方から、「セトウチホトトギス」の改良種ではないかと推測しています。類似の「ヤマホトトギス」よりも花は色濃く数多くつけています。しかし葉はヤマホトトギスとソックリです。
いずれにせよ園芸種であることには間違いなさそうです。


在庫の中から、紹介もれの植物を見つけました。
『ボントクタデ』といわれるタデ科イヌタデ属の植物のようです。
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割に大柄で長い花序を垂らしています。つぼみは赤く花弁の内側はピンク色で遠目からもよく判るタデの仲間です。
湿地が好きなようで福島大池北側の湿地に生えていました。
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葉には八の字の黒い模様が入っています。茎も一部赤くなっていて真っ直ぐに伸ばすと80センチくらいはあったと記憶しています。今まだ在るのか無いのか今度行ったときに確認してみます。


有馬富士周回道の草花です。
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これから楽しめそうな花にこの『センブリ』があります。
センブリはリンドウ科の越年草で周回登山道の日当たりの良い場所を好んではえています。
草丈は20センチくらいまでで、葉は線形で対生、長さは2~5センチくらいです。
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花は直径2~3センチの白色で花弁に紫色の筋が入り、離弁花のように見えますが、合弁花で先端は深く5裂もしくは4裂しています。比較的長い期間花を楽しめるようですよ。
全草に強い苦味があるため、昔から民間健胃薬として重宝されてきました。
名前の由来も千回煎じても(振り出しても)まだ苦いことから付けられたようです。


秋丁子の清楚な青紫色とは対照的に、木漏れ日に明るく輝く花を見つけました。
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『ヤクシソウ』のようです。
頭花は黄色で舌状花のみで構成され、多くの花が集散的についています。花の形は今の時期咲いているアキノノゲシや、春に咲くオニタビラコによく似ています。
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草丈は1mほどあり、とても豪華な印象を受けます。下部の茎は赤く、葉は茎を抱いています。
漢字では『薬師草』と書くようですが、そのいわれについては判りませんでした。どなたかご存知でしたらお教え下さい。


有馬富士の周回登山道脇にはこの花が満開です。
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シソ科ヤマハッカ属『アキチョウジ』でほぼ間違いないと思っています。
漢字では『秋丁子』と書くようですが、フトモモ科の丁子やキョウチクトウ科の丁子草とは縁もゆかりもありません。
しいて言うなら花やつぼみが釘の形をしているところに共通点があるのかもしれませんね。
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多年草ですから、毎年見ることができますが、特に今年は花つきがいいようで道脇で群生しているさまは見事です。後10日くらいは楽しめるのではないでしょうか。


福島大池には既に多くの鴨の仲間がやってきました。
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圧倒的に多いのは例年のとおり『ヒドリガモ』です。おそらくもう100羽を超える数がいると思われます。
そのほかにも、『コガモ』『オナガガモ』『マガモ』『キンクロハジロ』がやってきました。
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『オナガガモ』はヒドリガモと同様、人になつくのも早く、行動をともにしています.
そのほかは池の中央付近で人を避けるようにかたまっています。
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池の中央付近を撮ってみました。頭が青く光っているのが『マガモ』です。その手前が『マガモの雌』。左が『ヒドリガモ』で、その上は『キンクロハジロ』更にその上は『カワウ』です。
カモの類は意外と出入りがありますので、この池を中継して他の池に行ったり、他の池からやって来たりしますが、これからも数が多くなると思いますよ。


福島大池上空に『ミサゴ』の姿を見かけました。
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ミサゴはタカ目タカ上科ミサゴ科に属しているようです。他の猛禽類と異なるのは、ほぼ主食が魚類で、しかも20~30m上空を旋回しながら、魚影を見つけ急降下して水中に飛び込み魚を捕らえ上空に戻るという、素晴らしい能力を持っています。そのために強力な視力と、特殊な鼻孔、防水完備の羽毛も供えているようですよ。
その一瞬を求めて、多くのカメラマンが今年も池の辺に並ぶことと思われます。
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翼を広げると1.8mもあるのですが、その割に頭も身体もスマートに出来ています。見上げると、白いお腹が目立つので区別できます。ミサゴが旋回を始めるとトビが邪魔をしに来ますよ。その駆け引きも面白いものです。


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