2011年11月
『ヒメムカシヨモギ』
『カンサイタンポポ』
『イヌザンショウ』
『ハシビロガモ』
『ヤツデ』の花
『ヤマクダマキモドキ』
ガーデン階段下のベニカナメでこんな子に出会いました。
『ヤマクダマキモドキ』のメスのようです。
身体を窮屈そうに折り曲げて、一心不乱に産卵管を舐めるような仕草をしています。こちらが近付いてもカメラを向けても知らん顔で夢中でやっていました。
5分ほどして、こちらに気付き産卵管を舐めるような仕草は止めましたが、特に逃げるわけでもなくその位置でこちらをチラリと眺めるだけでした。
この鎌のように反り返った産卵管で木の枝を割いて卵を産み付けるそうです。お腹の膨らみ方から産卵後だと思われますので、枝を割いて傷ついた産卵管を癒していたのかもしれません。世代交代の大役を果たして、後は周りの紅葉を見ながら余生を過ごすのでしょう。
ちなみに、『クダマキ』とは「クツワムシ」のことで『ヤマクダマキモドキ』とは「山にすむクツワムシに似たもの」ということになります。
『サネカズラ』
『セグロセキレイ』
『マユミ』
公園には『マユミ』の木が2本あるんですが、いずれも土地があっていないのか、気候が会わないのか年々ジリ貧になっていくように見えます。
2本のうち1本は既に葉を落とし、実も一つだけ。そしてこの樹は、以前常緑性の「ヒゼンマユミ」と間違えたくらい紅葉も落葉も遅いマユミです。
この樹も今年はこの写真に写っているだけの僅かな実しか付いていません。
ニシキギ科の落葉低木で仲間には「ニシキギ」「コマユミ」「ツリバナ」などがあり、そのうち公園のコマユミは今年は沢山の実をつけていました。
「コマユミ」は2つに割れ、「マユミ」は4つに割れ、「ツリバナ」は5つに割れる実を持っています。でも、実の数は割れる数に等しいとは限らないようですよ。