今シーズン、公園歩きで目に付くのは路側や芝生の広場などで土が掘り返されている状態です。
これはすべてイノシシの仕業なんです。
公園事務所が丹精込めて張り上げた芝生を一晩で見事な耕地(荒地)にかえてくれます。ほとんど打つ手なしの状態です。
この公園のイノシシは昼間は山の中でお昼寝をして、夜、公園へ遊びにきます。そして芝生広場で一斉にミミズ探しを始めるのです。強力な鼻面で掘り返し写真のような状態にしてしまいます。
夜活動するので人との遭遇は聞いたことありません。日暮れまで公園にいると遭遇するかもしれませんから、早く帰ることにしましょう。また一部で芝生保護のために電気柵を設けてあり、日暮れとともに通電されますのでご注意くださいね。
2012年11月
昨日から降り出した雨は、今はやんではいるものの空はまだどんよりと重たくまだ降るのかもしれません。この時期の雨は一雨ごとに季節が進んでいくようですから、また一段と寒くなるのかもしれませんね。
公園にはしばらく行ってません。11月1日の写真です。
山道を歩いていると道端に『フユノハナワラビ』が黄金色の胞子嚢を太陽にきらめかせていました。
9月頃から芽吹き来年の4月頃には枯れてしまう、冬緑性のシダ植物です。
しばらく行くと林縁にゴンズイが実をつけていました。ゴンズイと言えば毒針を持つ魚を思い浮かべますが、これは落葉小高木のゴンズイです。黒い実が目立つようにでしょうか、赤紫色の萼片がついていてオシャレな配色ですね。
散策中に何度か『オオスズメバチ』に威嚇されました。この時期でもまだ働き蜂が活動しているのでしょうか、樹液を舐めているところを撮りましたが、私の知識では雌雄の判断ができませんでした。働き蜂は間もなく死に雄蜂も死に、女王蜂だけで越冬するはずです。
もう冬を思わせるように寒い朝を迎えましたね。窓から見える家々の屋根は白く霜が降りていました。
この時季は有馬富士公園にも多くのハイカーや登山客が訪れます。中にはほぼ毎日山頂まで登っているお年を召した方もおられるようです。
私はとてもそのような方の真似は無理ですが、近く行われる高齢者大学の有馬富士登山実習の下見を兼ねて、このところ2回ほど山へ行きました。
腰の病気を抱えている身では山頂まで行くことはかないませんが、山麓の自然を観察しながらの登山は足腰の痛みを忘れさせてくれるおもしろさがあります。
樹に絡んだ蔓から、白く粉をふいた黒紫色の丸い実をまるでブドウのようにぶら下げた植物を見つけました。
ツヅラフジの仲間と思われます。『オオツヅラフジ』か『アオツヅラフジ』だと思われますが、高い木の上のことで写真での判断しかできません。不確かなことを承知の上で、蔓や葉の毛深さと葉柄の長さから後者の可能性が高いと思っています。
同定はともかく、秋の山歩きはこのような実を見つけることも楽しさの一つでもありますね。
風もなく穏やかに晴れ渡った朝。このような朝は三田は非常に冷え込みます。放射冷却による冷え込みなのですが、兵庫県のアメダス観測地点ではほぼ毎日最低の気温を記録しています。今朝は日の出前に3.4℃になっていました。
昨日は有馬富士を一周するコースを歩いてきました。2週間後の高齢者大学の有馬富士登山実習にお供するので、自然観察がてら体力チェックをしてきました。チェックの結果は今年もどうにかお供できそうです。
その時の福島大池の様子です。カモたちの数はすでに100羽を超えているようでした。
今年もホシハジロやキンクロハジロがやって来ていましたが、例によって池の中央付近にかたまっていましたので双眼鏡でもなければその姿を観察するのは無理なようです。写真は望遠レンズで撮ったものです。