“むべなるかな”という言葉を聞いたことありますか。広辞苑を引いても出てきませんでしたが、“至極当然ですね”という風に理解しています。もし間違っていたら教えてください。これが語源になってこの植物の名前になったと言われています。
2013年04月
クマバチ
今朝の夜明けの赤く直視できるほどでした。晴天続きで空気中の粉じんが多いためかもしれません。今日も晴天です。月曜日ですが祭日ですから有馬富士自然学習センターは開業してますよ。
クサイチゴとニガイチゴ
最高の行楽日和が続いていますね。昨日と今日は有馬富士公園春のフェスティバルでさぞかし公園は大勢の人々でにぎわっていることでしょう。自然観察派の私にとっては何かしら落ち着かないので、人が多い日は敬遠してしまいます。
ジシバリとオニタビラコ
昨日午後からの雷雨と雹には驚かされました。雹と霰はどのように区別してるのでしょう、おそらく日本独特の繊細な感覚で昔の人は区別して名前を付けたのかと思いますが、今では直径8ミリを境に大きなものを雹、小さなものを霰と呼んでるようですね。
ノヂシャとハルジオン
ようやく春と言いたいところですが、春を通り越して初夏の陽気の昨日でした。公園をぶら~り一回り半してきました。4時間ほどかけての観察でしたが、帰ってきて歩数計を見ると9900歩とさほど距離が出てるわけではありません。いかに道草が多いか分かりますね。
ナワシログミ
寒い寒いと言いながらも、もう季節はそんなに進んでいたのかと実感させるナワシログミの色づきです。
園内にたくさん植えられているナワシログミです。秋に香りのいい花をつけていましたがもう赤く色づき始めました。当然と言えば当然ですよね、苗代を作るときに色づくからナワシログミなんですから。
ムラサキサギゴケとタチイヌノフグリ
今は止み間に入っているようですが、気象庁の雨雲レーダーの画像ではわが町三田は大きな雲のど真ん中にあるようでやはり今日一日は予報どおり雨になるんでしょう。
今日の写真はやや湿気た林縁や草原でたくさん見ることができるムラサキサギゴケです。名前の後ろにコケってついていますが、苔の仲間ではなくゴマノハグサ科の植物です。
湿ったところで匍匐して広がることからコケの名をもらっているようです。ムラサキは色から、サギは鳥のサギが飛ぶ姿に似ていると誰かが思ったから着いたのでしょうけれど皆さんの意見はどうですか?
この他のゴマノハグサ科で今旬の花にタチイヌノフグリがあります。オオイヌノフグリに似ていますが、ずっとか細く花も小さいあまり目立たない植物です。道端で腰を据えて観察すると見つけることができますよ。
ホソミオツネントンボ
イヌツゲメタマフシほか
毎朝このブログを更新している部屋の温度は12~14度です。真冬は暖房をしてますのでこんな温度で作業をすることはありません。キーを打つ指先が悴んで思うように動かないのです。今朝もマイナス1度の気温を記録してしまった三田地方です。
先日の公園の散策時に見つけました。虫こぶです。林に自生しているイヌツゲの枝先にたくさんできていました。
イヌツゲメタマフシと呼ばれています。イヌツゲタマバエという昆虫がイヌツゲの芽に産卵をしたところその刺激により芽の組織が異常に増殖し結果としてタマバエの幼虫に食料と寝床を提供することになっています。これを切って内部を見ると幼虫がいるのが分かりますよ。
おさらいになりますが虫こぶの名前の付け方です。
(植物の名前)+(発生個所)+(形状)+五倍子(フシ)となります。中には例外もありますが殆んどはこれに当てはまります。
おまけは今公園で見ごろを迎えている『リキュウバイ』の花です。白い豪華な花を見ることができ、しばらくは楽しむことができますよ。センター前の植え込みにあります。
ミヤマガマズミとマルバアオダモ
昨日午後からの雨や早朝には上がりました。夜はすごい降り方でしたね。今時なら暖かい雨が多いはずなのに冷たい雨です。今朝も寒い朝を迎えています三田地方です。
前回はウワミズザクラとカスミザクラを紹介しましたが、公園にはそのほかにもたくさん樹木の花が咲いています。同じような白い花を2種類紹介します。
今満開で白い花がツツジのピンクに負けず劣らず林を彩っています。『マルバアオダモ』の白い花です。葉先はとがっているのに丸葉という名前がついています。それは小葉が全縁であることから来ているようです。仲間のアオダモの木は小葉に鋸歯があります。アオダモがバット材として有名なのは知られていますが、マルバアオダモがバット材として使用されているのかは不明です。
次の花は『ミヤマガマズミ』の花です。公園には非常に多くのミヤマガマズミが自生しています。よく似たコバノガマズミもあるようですが、数は少ないようです。見分け方は葉柄の長さにあります。葉柄が極端に短いか無ければコバノガマズミと言われてますよ。この花を見かけたら皆さんも観察してみてください。