く~ちゃんの自然観察記

身近な自然観察や日々の出来事を気ままに綴っていきます。

2013年08月

昨日も所用があってフィールドを歩いていました。やっぱり暑い、汗がどっと出て体力はみるみる消耗していきました。早く涼しくなってほしい、そしたらもっとフィールドを歩けるのに、と思いながら2時間余りの要件を済まして帰途につきました。



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今日の写真は久しぶりに鳥さんです。福島大池でカイツブリが子育てをしているのはすでに紹介しましたが、子育ても終了したようで、子供たちは親と離れ、親も子供から離れ、それぞれが新しい生活を始めたようです。親の背中に乗っていたり、親の後を追いかけて泳いでいた姿を見ているだけに、子離れ親離れが終わった状態を見ると何かさびしい感覚にとらわれます。


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今日見かけた子供たちはこの2羽です。成鳥と同じくらいの大きさですが、まだ顔の縞は残っていますし、お尻の感じも幼さが残っています。


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もう独りでエサを採れると判断したのでしょうか、親ははるか離れたところで子どもたちの方を見守っているようでした。3羽の幼鳥がいたようですから、もう一羽はどこかほかにいるのか何かアクシデントがあったのか分かりません。



この2羽もこれから厳しい自然界の掟に従ってたくましく生きていってほしいものです。


いい天気が続いていますね。今日も晴天で暑くなりそうです。昨日は小園小学校の先生方が環境学習の打ち合わせに来られ、下見もされました。しかし、環境学習の本番は10月ですから、イメージは異なることと思います。昨日の下見ではたくさんのコナラの枝が切り取られて落ちているのを見ることが出来ました。チョッキリムシの仕業です。どんぐりに産卵した後枝を切り落とすのですが高い木の上の事ゆえまだその写真をものにしたことはありません。



木の実の写真をと言いながら、今日も花の写真です。


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林の生態園では、ゲンノショウコの花が咲き始めました。咲き始めはピンク色の花です。その後遅れて季節が進んでから白色の花が咲きます。近畿地方は白花とピンクの花の両方が咲くようです。全国的にみると東は白花、西はピンクとなっているようです。


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私の勝手な想像ですが、近畿地方のゲンノショウコは 冷涼な気候を好む白花は季節が進んで涼しくなってから顔を見せるのではないでしょうか。
両方の花を楽しめる地域に住んでいて得をしたような気がします。白花が咲いたら又ブログに上げようと考えています。


さわやかな気持ちの良い夏の日が続きますね。今朝の三田の気温は17.7℃でした 寒いくらいでしたよ。でも週末は気温も上がり台風の影響が出て大荒れになるかもしれませんね。



8月24日の午後から雨の中を公園に出てしばらく歩いていたのですが、脚の痛みを癒すためと濡れたカメラを拭くために東屋に入りました。そしてふと横を見たときにこの花が目に飛び込んできました。


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細い花茎の先端に総状に花序が付き 蕊が目立つ薄いピンク色の花が下から咲き始めていました。花茎には葉は無く 基部に線形の長さ10センチほどの葉が1枚だけついていました。公園では初見の花で 名前もわからないままに数枚の写真を撮り、持ち帰ってすぐに検索にかかりました。手持ちの図鑑で比較的簡単にヒットしました。


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『ツルボ』というユリ科ツルボ属の多年草でした。このきれいな花に今まで気づかなかったのは不思議なくらいです。周りを見渡しても同種の花はなく、これ1本だけ、どのような経緯でこの花がここにあるのか自生なのか、誰かが植えたのか、分からないままですが これから増えていってくれれば楽しみも増えます。


昨日から申し分のない晴天で気温もさほど上がらず、快適そのものです。こんな時こそフィールドに出なければならないのですが、ボランティアのお仕事の準備で中々外に出ることが出来ません。



今日は公園の道端でひっそり咲いているサジガンクビソウの写真です。8月24日に写したものです。


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キク科の多年草で毎年ほぼ同じ場所で見ることが出来ます。公園で見ることが出来たガンクビソウ属の仲間はガンクビソウ・サジガンクビソウ・ヤブタバコ・コヤブタバコの4種ですがそれぞれが離れた場所にあるのは何か理由でもあるのでしょうか、観察者にとっては1か所にまとまってくれた方がいいのですが(笑)。


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中でも一番写真を撮るのが難しいサジガンクビソウです。根生葉から30センチほどの花茎を伸ばし先端に1個の花をつけますが、下を向いているため顔を見せてくれません。筒状花ばかりで開くこともなく薄暗い林縁では花が終わったのかこれからなのかもなかなか判断できないのです。



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ふつう1個の頭花ですが、今年は珍しく2つ着いた個体もありました。




季節は少し前進したののでしょうか、机の上の温度計は24度を指し窓から入る風は肌寒さを感じます。今までの半そで半パンではなく長袖長ズボンで快適です。今朝の三田はすごい朝焼けになっていました。朝焼けは天気が悪くなる前兆と昔言ってましたが、今日も雨が降るのでしょうか。


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写真は今朝5時30分、我が家から東を眺めたものです。クジラ山も写ってますね。



さて今日の写真は木の実シリーズ第2弾です。オニグルミとタカノツメを取り上げました。


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オニグルミです。オニグルミは水辺の生態園の周辺に3本ほど植えられています。今年は出来た実の数は少ないですが、粒は大きいようです。私の家の近くでも河原に自生していますが、今年は大きな実が出来ています。我々が口にしているのはカシグルミと言って簡単な道具でも割れますが、このクルミは殻が非常に硬く市販のクルミ割りでは刃が立ちません。リスやネズミの好物で公園でも食べられているのではないでしょうか。


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次はタカノツメです。タカノツメは有馬富士公園の山々に自生する主要な落葉高木です。秋になると黄葉が見事ですが、今年は実の方もたくさんできています。今は緑色をしてますが、これが黒く熟すと小鳥たちが食べにやって来ます。今年はたぶん食べ残しが出るくらい沢山出来ました。タカノツメの名称は冬芽が鷹の爪を思わすような形をしているからなんですよ。


今朝も外は薄暗く大粒の雨が降っています。今日もまた雨の一日になるようです。昨日は交流クイズの当番を済ました後、雨の公園に出て草木の様子を見てきました。長らく続いていたカラカラの高温のダメージは回復したのでしょうか。森の小道にはたくさんの枯葉が舞い落ちていて植物たちの少雨対策の跡が見て取れます。植物は葉を落とすことによって水分の蒸散を少なくして身を守っていたようです。



林の生態園の沼も水位が回復していましたが、水中には生き物らしい姿はなく、すべて死滅したか、どこかへ身を潜めているものと思われます。水面を眺めていると急に視界を横切るものがありました。


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雨空でもキラキラと美しく煌めく虫でした。玉虫かなと思ったのですが、止まった葉の辺りを写真にとって、拡大してみるとクリクリ目玉と大きな顎それに長い肢が写っていました。


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背中を撮ろうとしましたが角度的に無理で、何とか位置替えをしようとがんばりましたが、残念ながら逃げられてしまいました。1脚を持ってこなかったことが悔やまれます。2枚の写真を見るとどうやら道案内をしてくれることで有名な『ハンミョウ』のようです。私の顔を見て道案内の必要がないと判断してどこかへ行ったようです(笑)。


ヤット三田にも雨が降りました。昨日夕刻より降り出した雨は途中止み間もあったようですが、強く降ったり弱くなったりしながら降り続いています。まさに秋雨前線のもたらした雨といったところです。この雨で有馬富士公園の動物や植物も息を吹き返したことと思われます。



本来ならソレッとばかり、公園に飛び出すところですが、今日は午前中交流クイズの当番にあたっています。交流クイズというのは指導員さんやキッピーフレンズの仲間がお子様向けのクイズを作り、来館者が館内をくまなく回りながら回答するもので 正解すればスタンプカードにスタンプが1つ増えます。問題は毎月更新され、6個のスタンプが溜まればガラポンで景品がもらえます。最短6か月で抽選に参加できる人気のアトラクションです。



来月の高齢者大学自然体験クラブは初秋の森の散策です。私の担当で『木の実』をテーマに自然を楽しんでもらう予定です。これからしばらく私自身の予習も兼ねて『木の実』を扱いたいと思います。



今日はモクレン科のコブシとハクモクレンです。


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コブシの実です。今年もたくさんのコブシの実がぶら下がっています。名前の由来はこの実の形が握りこぶしの凸凹した形に似ているからというのが有力です。実が熟すと皮が割れて中から1センチくらいの朱色の艶々した実が顔を出します。さらに熟すと白い糸を引いてぶら下がるのですが、その前でもそっと引っ張ってやるとぶら下がりますので環境学習ではちょっとしたお楽しみになってます。


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次はハクモクレンです。花はコブシに比べて豪華なのですが、実の方は今一つです。結実不良で落ちる物も多く、残っても結実が今一つ完全ではなく いびつな形になっています。この木は高く実を手に取ることもままなりません。コブシのようなお遊びが出来るかどうかわかりません。



コブシもハクモクレンもよく似た花の形状をしていますし、果実もよく似た袋果になります。数千万年前の化石が見つかるこれらのモクレン科モクレン属の植物は原始的な植物と言われています。


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おまけの写真です。ハクモクレンの新芽です。チョット目にした知識ですが、新芽の先端はすべて北を指して曲がっているそうです。この新芽もそうでしたが皆さんも確認してみませんか?


昨日は高齢者大学の自然体験クラブの活動のお手伝いがありました。酷暑の中今回は冷房の効いた室内でキッピーフレンズの自作スライドの鑑賞とクラフト制作をされました。暑い中森を歩かなくてよかったと思われる方と、歩きたかったと思われる方いろいろだったと思いますが、とにかく無事終了しました。



この暑い8月に集中するのが小学生の秋の環境学習の下見です。先生方も夏休みのうちに下見をしておきたいと3年生担任の先生方が多く来られます。もちろんその都度キッピーフレンズが同伴して森を歩きます。夏の盛りに秋のイベントの下見ですから、よほど想像力を働かせなければ理解できないと思うのですけど。



今日の写真は8月上旬に撮影していてオクラに入っていたものです。ニホンカナヘビとニホントカゲです。子供たちが森でこれらの生き物に出会ったときほとんどは『トカゲや!』といいます。『カナヘビ』という言葉はあまり耳にしません。カナヘビを知っている子供は生物博士です。


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両種とも爬虫類で卵生です。見た目の違いはカナヘビは体の表面の鱗がザラザラしていて背中が角ばった感じがします。一方のトカゲはスベスベして光を反射しています。尻尾が青くなっていたらトカゲに違いありません。トカゲは子供のうちと一部の雌の大人は尻尾が青くなっています。体長はほぼ同じですが、カナヘビはややスマートなイメージで人をあまり恐れず、トカゲは太めで人影を見るとすぐに姿を消します(たまにぼんやりしている時がありますけどね)。ということで上がカナヘビ下がトカゲです。



そのほかにも違いはいろいろですが、トカゲは石積みの隙間などに巣をつくり卵の面倒を見るそうです。もちろん私は見たことはなく、耳学問です。




三田の昨日の最高気温は36.3℃でした。高温で乾燥した状態が続いています。三田の主要産業の稲作に影響が出ないか心配になってきました。三田でも福島地区に送られる農業用水は私がいつも歩いている有馬富士公園にある福島大池から送られています。今は出穂期で水がいると思うんですが、福島大池も水位がドンドン低下しているようですよ。



その福島大池の土手にはあちこちで『ワレモコウ』が花をつけ始めています。写真は先週末の様子ですから今はさらにたくさんの花が開いていると思います。開花は花穂の上から下へと進んでいきます。日当たりのよいやや湿った土壌を好むバラ科の多年草です。


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花の色は表現が難しく暗い紅色といったところでしょうか。伝説ではこの花の色について人々が論議していたところ、天より『吾も亦紅なり』と声があり、それ以降「吾亦紅」と呼ばれるようになったそうですよ。皆さんは何色に見えますか?


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2枚目の写真でワレモコウに花茎に何かついているのが分かりますか、今年有馬富士公園では多く見られる『アシナガグモ』の仲間です。皆さんも探してみてください。


有馬富士公園周辺の山々はアカマツ・コナラ・コバノミツバツツジの植生からなる明るい林が多いのですが、公園でもあまり人手が入らない部分では次第に常緑樹であるアオキ・ヤツデなどやアラカシが増えてきているように思います。常緑樹の多い林床は日光の恩恵を受けることもなく他の植物の芽生えがあっても成長は期待できませんよね。



そんな少し薄暗い林縁のアラカシの幹に黒い地衣のようなものを見つけました。近視・乱視・老眼三拍子そろった眼ですから、初めは地衣と思ったのですが、近づくと何やらうごめいています。さらに近づくとトゲアリを確認できました。さらによく見るとトゲアリとさほど大きさが変わらない大きな真黒なアブラムシが多数集まっています。


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トゲアリはこのアブラムシの周辺で、まるで牧場でヒツジの群れを集めているようにかいがいしく世話をしています。アブラムシの幼虫の出す蜜を目当てにトゲアリたちが集まっていたようです。アブラムシたちはトゲアリがいることで外敵から身を守ることが出来るという構図が出来上がっているようです。写真は8月16日に撮影した様子です。


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