く~ちゃんの自然観察記

身近な自然観察や日々の出来事を気ままに綴っていきます。

2013年10月

キッピーフレンズ通信の編集会議があって有馬富士公園に出かけました。駐車場に車を入れてすぐに目に入ったのがこれです。


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駐車場のあちこちに直径1センチ強の球形のものが20~30個かたまっています。これはノウサギの糞です。


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ノウサギは夜行性の動物で夜徘徊して植物の葉や茎、木の芽などを食べまくっています。と同時に排泄も行い排泄物は公園のあちこちで見かけることがあります。
森林総合研究所北海道支所森林生物研究グループ野生生物分野の平川浩文さんの研究によるとウサギ類は糞食をするそうです。昼間は自分の排せつ物を食べて過ごすそうですよ。徹底的なリサイクルを心掛けているようですね。
糞を調べてみましたが、植物繊維ばかりで不潔感はありませんでした。


おはようございます。ついに朝の気温が5度を下回りましたね。こうなると我が家では北側の窓に結露が始まります。いやなシーズンになってきました。有馬富士公園にもしばらく出かけていませんので、そろそろ在庫が底をついてきましたが、最後の一枚です。


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暖かい陽だまりには虫たちが花の蜜を求めてやってきますが、そのひとつ、『キゴシハナアブ』です。大きさは10ミリ前後の中くらいの大きさのハナアブです。複眼は金粉をまぶしたようにきらめきます。アブの仲間の雌雄の見分け方は以前にも申し上げていますが、複眼の隙間がほとんどないのはオスで隙間が広いのがメスです。したがってこの個体はオスということになりますね。




有馬富士公園は兵庫県南部六甲山地東端の北側に位置しています。山地は風化流紋岩のやせ地で植生はアカマツとコバノミツバツツジが本来の姿のようです。しかし、最近は松枯れが多くアカマツがどんどん姿を消しているようです。
アカマツが枯れ始めるとその木肌につき始めるのはこのキノコです。P1120730サルノコシカケ科のヒトクチタケといいかわいい姿をしているのですが、写真のように無数に着いていると何か不気味な感じもしますね。胞子を飛ばし老成したキノコは次々と剥離落下して松の木の周囲一面に散らばっています。
このヒトクチタケの語源となっているのがこの管孔です。P1120729若いうちはキノコの下面は皮膜でおおわれていますが、老成すると1つだけ穴が開きそこから胞子を飛ばします。落ちたキノコは重心の関係でしょうかほとんどがこのように裏を見せ管孔を上にしています。遠くから見るとまるでホコリタケのようですね。


公園の道端でよく見かけるスミレの仲間です。うちの前の道路の端っこにもたくさんのスミレがあります。非常にたくましい野草の一つと言えるでしょうね。その生き残り戦略の一つに閉鎖花という手段を持っています。
閉鎖花は字の通り開かない花です。


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春には花を開き虫を呼び花粉を運んでもらったり着けてもらったりして、他花受粉をして種子を作っています。新しい遺伝子を貰ってよりたくましくなろうとする普通の行為ですが、秋の花は開くことなく内部で自花受粉をして種子を作ります。虫が少ない季節に確実に受粉するための究極の手段です。自花受粉のリスクを抱えても仲間を増やす戦略に出たようです。


おはようございます。外は大雨になっています。森の生き物たちもどこかでじっと雨を避けているのでしょうね。先日の散策の時はたくさんの小学生や幼稚園児が公園を訪れていました。そのとき一人の小学生が蛇を見たと大騒ぎをしていました。蛇はすぐに姿を隠してしまいましたが、それから10分もしないうちにまた私が蛇に遭遇しました。


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今度は大騒ぎをする子供たちもおりませんでしたので比較的ゆっくり観察することができました。蛇は下あご部分が黄色く「ヤマカガシ」の比較的若い個体のようでしたが、体長はすでに70センチほどもありました。頭の形から毒蛇ではないと思う人も多いと思いますが、毒蛇で奥歯で毒を注入することができます。公園では一番多い蛇かもしれません。捕まえて もてあそぶことは絶対にやめましょう。


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おはようございます。今は雨が止んでますが、一日中降ったりやんだりするそうです。福島大池は池浚いをされたようで水位がかなり下がっていましたのでこの雨で回復に向かうことでしょう。


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毎年紹介している話題なのですが、「フユノハナワラビ」を紹介したいと思います。フユノハナワラビは冬緑性のシダ植物でライフサイクルは8月末に小さな栄養葉が出始めお彼岸すぎ頃から胞子葉を伸ばし始めます。


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今まさに胞子葉を展開して盛りを迎えているところでした。胞子葉は春には枯れてしまい、栄養葉も夏前には姿を消してしまいます。有馬富士公園では日当たりの良い道端や草地にみられる冬の見どころの一つかもしれませんね。


おはようございます。嵐の前の静けさでしょうか、静かな朝を迎えています。昨日は時ならぬ桜の開花の話題をお届けしました。今日からは通常の話題に戻らせてもらいます。園内にはコブシの木が数本植えられていますが、今は実が熟し袋果が割けて中から真っ赤な実が顔を出しています。


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普通果実は10センチくらいあり袋果の数は20数個連なっていますが、それがすべて割けて中から真っ赤な実が顔を見せている様は早春の真っ白な花と対照的で季節の歩みを感じるものです。


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真っ赤な実はさらに熟すと袋果から離れ落ちるのですが、その際白い糸を出してぶら下がるものもあります。その後果実は根元に離層が形成されるのでしょうか、小枝ごと落ちてしまいます。落ちた果実を手に取って残った赤い実をそっと引き出すと白い糸を出してぶら下がります。秋の環境学習のお遊びの一つになっています。


こんにちは。今日、有馬富士公園に行ってきました。たくさんの幼稚園児や小学生が公園を訪れていてそのにぎやかさははるかに予想を上回っていました。今日来た人たちは晴天に恵まれとても気持ちの良い一日を過ごせたことでしょう。私も久しぶりの公園を楽しむことができましたよ、たくさんの写真を撮ってきましたがこれから数日をかけて紹介していきたいと思ってます。


今日びっくりしたこと、なんだと思いますか?実はパークセンター横の1本の桜の木に花が咲いていたんです。4~5輪の可愛い花でした。


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この2~3日の気温の寒暖差で春が来たと勘違いしているようです。思わぬ歓迎にびっくりしました。ソメイヨシノですから、「狂い咲き」と言っていいのでしょうね。狂い咲きの条件に葉がすべて落ちていることと聞いていましたが、この木もすでに一枚の葉も残っていませんでした。


公園の秋の草には種がひっつきむしになるものが沢山あります。「オオオナモミ」「ウマノミツバ」「ミズヒキ」「ヌスビトハギ」「アレチヌスビトハギ」「メナモミ」「チヂミザサ」などですが、先端の曲がった棘で引っ付いたり、粘液で引っ付いたりするものです。


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今日紹介する『ヒナタイノコヅチ』は少し違った仕組みで通りがかった動物に引っ付くようですよ。花穂に並んだ5ミリほどの種子はすべて下向きについています。その種子に沿って小苞の付属物の2本の細い尖ったヘアピンのようなものがついています。これが通りかかった動物の毛に引っかかることになります。人では着ている衣服の繊維に引っかかる仕組みです。


17日金曜日は高齢者大学の自然体験クラブの活動日でした。例によって自然観察のお手伝いをさせてもらったのですが、『テーマ』はきのこでした。例年ならこの時季はたくさんのきのこが出ている公園なのですが、今年はなんと皆無です。近くのマイフィールドでも全くキノコの姿を見ることができない特異と言ってもいい年のようです。仕方ないのでキノコ以外の自然観察をしてもらいました。
下見の時に写した写真です。


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公園にはなぜか『イチゴノキ』が2本植えられています。今スズランに似た白い花を枝一杯つけています。この木は花と実が同時に見ることができるのですが、昨年は花付きが悪く従っていい実が出来ていません。でも今年は花付きがすこぶる良いようですから、来年の今頃は赤い実がたくさんイチゴのようにぶら下がることと思います。ちなみにヨーロッパではふつうに見られる木のようで実はジャムに加工して食べられているようです。


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