く~ちゃんの自然観察記

身近な自然観察や日々の出来事を気ままに綴っていきます。

2013年10月

アキノキリンソウ

先日の土曜日の昼下がりに撮ってきた写真です。有馬富士公園でも日当たりのよい山や道端で見ることが出来ます。キク科アキノキリンソウ属の多年草で『アキノキリンソウ』と言います。1センチほどの花を総状に多数つけ先端から開花してきます。


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以前はよく見かけましたが、年々数が少なくなってきているようで、秋の黄色い花の代表格をセイタカアワダチソウに明け渡した感があります。


サトクダマキモドキ

こんにちわ。昨日は生態学実習のお手伝いで有馬富士公園におりました。お手伝いの最中は気ままな自然観察を封印しているのですが、お昼休みにはそのあたりをウロウロして取材です。
ヌルデの紅葉はまだ始まってはいませんが、少し葉緑素が分解してきたようで葉の色は薄くなっていました。その葉の軸にしがみつくようにひときわ濃い緑色の虫がとまっていました。


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そっと近づいて写真を何枚かとりました。体長60ミリくらいの立派な体格をした『サトクダマキモドキ』のメスのようです。しかし写真を撮っているうちに変なことに気づきました。


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長い触角がだらりと下へ垂れたままなのです。どうやらご臨終のようです。


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充実したキリギリスの一生を過ごすことが出来たのでしょうか? このような高く明るい場所に出てきてとまったままの姿で最期を迎えているのはひょっとしてバッタカビに侵され高所に誘導されて思わぬ最期を迎えてしまったのでしょうか?体も生き生きとしていてまだお亡くなりになって間もないようでした。


クヌギハマルタマフシ

腰の調子が思わしくないまま、昨日はキッピーフレンズの活動をこなしてきました。猪名川町立つつじが丘小学校3年生129人の子どもたちと里山の勉強と公園の自然観察でした。私の足で約7000歩の散策でしたが、子どもたちの手前弱音を吐くこともできず何とか踏破しました。今朝は最悪と言いたいところですが、昨日の朝よりも少し調子がよくなっているようです。荒療治がよかったのでしょうか?
昨日は散策の途中で子供たちからプレゼントをもらいました。真っ赤なガマズミの実の観察を終えしばらくしてから、一人の子どもが『く~ちゃん、これも実?』と声を上げました。


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見るとアベマキの葉の上に真っ赤な丸いものが数個並んでいました。いいものを見つけてくれました。子どもたちと歩く方が沢山の発見があることは以前からの経験則で承知していましたが、私一人では見つけることが出来なかったと思います。それは『クヌギハマルタマフシ』とよばれているGallでした。たくさんあるGallの中でも最も美しいもののひとつかもしれません。クヌギハマルタマバチの産卵でつくられたものですが、きっちりと葉脈に沿って並んでいます。私の持つ図鑑の写真よりもずっと鮮やかな赤い真珠のようでしたよ。子どもたちからの思いがけないプレゼントでした。この日はその他にも子供たちがマムシを見つけました。もう出会わないと思っていたのに子供の目は鋭いですね。


ミヤマガマズミ&カシワの実

おはようございます。しばらく休みましたが、PCの調子は相変わらず悪く、腰の調子が悪化と変わり散策に出ることもなくブログネタは完全に切れてしましました。今日は台風の通過に伴い午前中は荒れ模様のお天気ですが、小学校3年生の環境学習が予定されており、スタッフとして参加することになってます。体調が思わしくなくてもドタキャンするわけもいかず歯を食いしばって行ってまいります。
今日の写真は10月1日に撮った『ミヤマガマズミ』の実です。これほど上手くたくさんの実が残っているのも珍しいのでカメラを向ける気になりました。


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公園にあるガマズミの仲間は『ガマズミ』『ミヤマガマズミ』『コバノガマズミ』の3種ですが、一番たくさんの実をつけるのは植栽物のガマズミで自生種では3種とも見事な結実は見られません。しかし、紅葉に先駆けて山に彩りを添えてくれる赤い実はそれなりに値打ちがありますね。
紅葉前の公園歩きでは木の実探しも面白いですよ。


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10月4日に撮ったこの写真の中に木の実があるのが分かりますか、『カシワ』の実です。まだ緑色ですがそのうち熟して茶色に変わり落ちてくると思います。『殻斗』の形が変わってますね。
体調が戻って、取材できるまでしばらく更新を休ませてもらいます。


蛾2種類

土曜日は雨という予報でしたが、三田はほとんど雨らしい雨は降らず、今日も好天に恵まれています。最高気温は30度近くなるのかもしれません。若い人は何でもないことでしょうけれど、歳を取るにつれてこの変動が応えるようになってきました。
昨日アップロードしたよくわからないものはどうやらキジラミの仲間のようですが、次回出かけた時に再度確認をしてみたいと思ってます。まだいるかどうかはわかりませんが。
今日の写真は10月初めに出会った、蛾2種類です。いずれも下草下葉でじっとしていて非常に協力的な蛾さんでした。


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1枚目は『ウンモンオオシロエダシャク』という長い名を持った蛾です。白地に灰色のややぼかしの入った斑点が並んでいます。かなり地味系の蛾さんかもしれませんね。


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2枚目は打って変わって派手な色合いでした。『ビロードハマキ』という名前をもらっているようですよ。左の上翅先端が欠損しているようです。何か危ない目にあったのかもしれませんね。
両種とも私の持つ図鑑には載ってませんでした。WEB絵合わせで見つけることが出来ました。WEBはありがたい私の百科事典です、これからもお世話になりますが、このところ my vista が不調です。一日8時間ほど使用して6~7年たちますが、私より先にダウンしないでくれと願っています。明日はパソコンのふたを開けて内部の掃除をしようと思います。ブログ更新はお休みさせてもらいます。


これは何????

おはようございます。朝から小雨が降ったりやんだりしています。昨日は尼崎市立小園小学校3年生のお友達が公園を訪れてくれ自然観察を楽しんでくれました。お天気も良く気温もほどほど 涼しい風の吹く絶好の観察日和でした。お弁当も公園の芝生の上で太陽の日差しを浴びながらだったようですよ。
私の方はコーディネーター役で観察通路を走り(歩き)回っていたのですが、その時変なものを見つけました。


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名前も分からないままのアップロードです。アラカシの葉についていたものです。生き物かどうかも分かりません。もしこのようなものを見られたことがありましたら、そして何者かご存知でしたらお教えいただきたいです。大きさは10ミリくらいで同じく10ミリほどの白い毛が生えていて風にたなびきます。周りにも何やしら1ミリほどの白い点々が散らばっています。一体これは何でしょう???


キツネノマゴ

おはようございます。薄い雲が上空にありますが、今日も雨なしのいいお天気になりそうですね。今日は午前中尼崎市立小園小学校3年生の子どもたちが公園へ自然観察のお勉強に来ます。そのお手伝いをキッピーフレンズ10名がすることになっています。電車でやって来て新三田駅から2キロ標高差70mほどの坂道を歩いてくるそうです。公園についたら疲れてしまって自然観察の散策は出来ないかな?なんて、自分の体力に合わせて考えてしまうのですが、子どもたちのパワーはすごいものがありますから、おそらくこちらが振り回されそうです。
今日は10月に入って散策中に道端でふと目に留まった『シロバナキツネノマゴ』です。


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数株が固まって生え、花をつけていました。公園でもあまり見かけない白花なので記念撮影をしてきました。持ち合わせのカメラがコンデジでしたのであまりいい写真には仕上がっていません(言いわけ!)。キツネノマゴも咲き始めは何故キツネなのか分からないのですが、こうして後半になると花の後がキツネの尻尾のような形でなんとなくわかるような気がします。しかし、マゴについては未だ持って分かりません。まああまり詮索しても興ざめになりますのでやめときます。


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写真はシロバナと普通のキツネノマゴです。


9月後半に出会った虫たち

もう10月も3日過ぎてしまいました。夏の終わりに出会った虫たちをブログで紹介する機会がなかなかなくて、かわいそうな気がしますので今日は殆んど解説もなしに写真を並べていきたいと思ってます。申し訳ありませんが、在庫一掃といった雰囲気です。


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ヒメアカネオスです。


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ヒメアカネメスです。


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シロシタホタルガです。


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オオカマキリです。


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ショウリョウバッタです。


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クルマバッタモドキです。


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ササキリです。


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サトクダマキモドキです。


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最後は今年妙に多かったヒメクロイラガの幼虫です。怖いですよ。


コブシの実・ササクレヒトヨタケ

昨日はキッピーフレンズ通信の印刷日でした。作業は午前中に終了、せっかく来たのだから公園を少し回ることにしました。やはり日照り続きのせいでしょうか、きのこの出方が例年よりも少ないようです。クリは豊作の様でたくさんのイガが樹の下に落ちています。しかし、実の方はほとんど入っていません。先客が持って行ったか、イノシシが夜のうちに食べてしまっているようです。
今日の写真は樹の実です。


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今見ごろ?を迎えているコブシの実です。赤く色づいた実が沢山ぶら下がっています。実が熟して中から朱色の種子がのぞいているのもあります。この朱色の種子はそっと引っ張ると白い糸を出しながらぶらさがります。これから秋の観察会では落ちた実からこの種子を引っ張り出して皆さんに見てもらいます。自然の不思議さを実感してもらえます。
ほとんど見かけなかったきのこですが、昨日はササクレヒトヨタケに出会うことが出来ました。


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画になるきのこです。きのこの観察会も予定されていますが、必ず出てくる質問に「食べられますか?」というのがあります。このきのこは食菌ですが、なぜか日本では栽培もされず、採集もされず、海外から輸入しているとか聞きました。


メスグロヒョウモン(♀)とミドリヒョウモン(♂)

今朝も快晴の夜明けです。昨日のような朝焼けもなく平凡な夜明けでした。ゴミをステーションに運ぶのは私の役目ですが、先日植木の手入れをしたので4袋もありました。2往復ですが、脚の痛みを忘れさせてくれる光景に出会いました。ツバメの大集合です。電線に鈴なりにとまっていました。去年はもっと早くお彼岸後半には大集合を見たのですが、今年は10月になってしまいました。南へ行く相談でもしていたのでしょうか、今窓から外を見上げても いつもは飛んでいるツバメの姿はありません。季節の進んでいくのを実感できます。




今日の写真は28日に出会った蝶2頭です。コシアブラの花にやってきた『メスグロヒョウモン』のメスのようです。


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写真を撮っているときはイチモンジチョウの仲間と思っていましたが、何となく違和感があり、帰ってから図鑑と引き合わせたところ、どうやらメスグロヒョウモンのメスのようです。もちろん初見ですが、羽根の模様から見て間違いないと思っています。オスにも出会ったことがありません。
次の写真はヒヨドリバナにやって来た『ミドリヒョウモン』のオスです。


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この確認作業の時にメスグロヒョウモンのオスがよく似ていると記載がありました。もしメスグロヒョウモンなら♂♀同時の観察記録です、しかし模様を念入りに見てもやはりミドリヒョウモンのようです。メスグロヒョウモンのオスはまたの機会に期待することにします。ヒヨドリバナにはたくさんの虫たちがやってきます。




2年ほど前には渡りの途中のアサギマダラもやってきました。お隣の町川西や猪名川ではアサギマダラが群れで見られるようです。そのあたりが中継地になってるようです。有馬富士公園は残念ながら中継地ではないようですね。


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