く~ちゃんの自然観察記

身近な自然観察や日々の出来事を気ままに綴っていきます。

2014年11月

園内にはたくさんのナワシログミの植え込みがあります。


ほとんどが今花の時期を迎えています。


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花は地味で下を向いて咲いていますが、ほんのりと香っています。


5月頃になると実が赤くなって食べることが出来るようになります。


苗代を作るときに食べることが出来るのでこの名前を貰ったようですね。


日本にはグミの種類は数十とも十数ともいわれていますが、公園では園芸種のナワシログミと、自生と園芸種のアキグミを見ることができます。


グミの葉や花には白や茶の斑点がついています。これは星状毛や鱗片でルーペで観察すると楽しいですよ。



常緑の針葉樹で公園にはたくさん自生しています。


今たくさんの実を着けています。


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この実をつぶして臭いを嗅ぐとお酒のジンの香りがします。ジンは同じ仲間のセイヨウネズの球果の上に流して香りづけをするそうですよ。


ネズミサシの名前はネズミの通り道にこの枝を置いて通れないようにしたことからついた通称でネズというのが正式のようです。


また盆栽では杜松とよばれ、小さく仕立てて幹の風情を楽しむようです。


変わった名前ですが、ツツジ科スノキ属の常緑小高木です。


スノキ属といえばあのブルーベリーと同属ですよね。


したがってシャシャンボもその実を食べることが出来るのですが、名前のとおり小さい小さい実です。


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しかも今年は一段と小さいような気がします。5~6ミリくらいです。


過去に一度だけ口に入れたことがありますが、とてもフルーティーとは言い難い代物でした。


公園には私の知る限り1本だけしかありません。林縁で控えめに生えています、年々小さくなっているようで心配しています。


福島大池では毎年カイツブリが繁殖しています。


この時出会ったカイツブリはまだ幼いとみえ、くちばしの根元に黄色い部分が見えません。P1030852


P1030854でも眼光鋭く、正面顔はとても幼鳥とは思えませんね。


まだ差ほど警戒心は強くなく、人が近づいても遠くへ行くことはありませんでした。


カイツブリをカモの仲間と思っている方が多いですが、カモ科ではなくカイツブリ科として独立しています。


P1030857潜水は上手ですが、潜水鴨とは言いません。


脚は体の後方についていて、泳ぎには適していますが、歩くには向いておらず、ほとんど水上生活をしています。


ほぼ年中見ることができますよ。



今年も福島大池にカモたちがやってきました。


数の方は昨年も少なかったのですが今年も少ないようです。


種類の方は例年通り、ヒドリガモがダントツで多いようです。


ヒドリガモは人に媚びることを知ってますのでよく繁殖するのかもしません。


今日の写真は潜水鴨2種です。


潜水鴨というのは水に潜って採餌するカモのことで、この池ではキンクロハジロとホシハジロが渡ってきてます。


両種とも池の中央付近にいることが多いようですよ。


まずキンクロハジロです。


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2羽が一緒に行動していましたから、おそらくオスとメスだと思います。


右がオスですが、まだ少し夏羽が残ってはっきりしない色合いですが、冬羽になると白と黒がくっきりします。


次はホシハジロです。


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これはオスで、もうすっかり冬羽になっています。


白と茶色がクッキリしてますね。


キンクロハジロはヒドリガモに混ざって、人から餌を貰おうとすることもありますが、ホシハジロはまずそういうことはなく池の岸に近寄ることもありません。



公園を歩いていて、かやぶき民家の下あたりで小さなブドウのような実を着けた植物に出会いました。


葉は互生で葉柄が長く、少し触るだけでポロリと落ちてしまいました。もう離層が出来ていたようです。落葉のつる植物、オオツヅラフジのようです。


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薬用植物で茎や根茎を利用するようです。


この実の種は面白い形をしているので1つ採って中を見てみました。


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まるで小さなアンモナイトのような形をした種が入っていました。


名前のツヅラというのは昔の衣装箱のようなものでこの植物のつるを編んで作ったことからきているようですよ。


林床には落ち葉が降り積もっています。


その落ち葉の上をたくさんの蛾が飛び回っていました。


P1030813この写真にも100匹以上と思われる蛾が飛び回っているのですが、いざ撮ってみるとほとんど判別できませんでした。


P1030803飛んでいた蛾はどうやらフユシャクの仲間のようです。


飛び回っているのはオスの蛾ばかりです。


メスは翅が退化して飛ぶことは出来ないのです。


オスは今婚活の真っ最中。メスを探し回ってます。


私も同様メスを探し回ってきました。


そしてとうとう見つけました。


P1030835メスは交尾中でした。オスの下になって触覚しか見えないので無粋なことですが、少し触って見せてもらいました。


P1030839オスは命がけの恋をしているのかと思いましたが、少し触るだけで翅のないメスを残して飛び去ってしまいました。


P1030840なんという情けないオスなのでしょう。


P1030841おかげでこちらは十分観察できましたが。


メスには退化した翅の痕跡が残っているようですね。


前回は草の実を紹介しました。


今回は木の実です。


まずサネカズラの実です。


今年は花を見る機会がなかったのですが、実を見ることが出来ました。


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例年よりも充実した大きな実をつけていました。


花の講堂の入り口に植えられています。


常緑のつる植物で緑と赤のコントラストが綺麗ですよ。




林の生態園にヤブムラサキがあります。ムラサキシキブの仲間ですが、結実率が悪いのでしょうか、たくさんの実を見たことがありません。


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今年もわずかですが、実を着けていました。地味な紫色の実です。




福島大池の畔には柿の木がたくさんありますが、今年も豊作です。


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家のカキノキは今年はほとんど実を着けませんでした。不作の年だったのですが、公園の柿は毎年豊作で不思議でなりません。


しばらくご無沙汰していた公園ではあちこちに実が出来る季節になっていました。


今日は草の実を3種紹介します。


林の生態園の路側に植えられているヤブランの実です。


P1030745黒く艶々としていていかにも美味しそうで実や根球は食用になるということなのですが・・・・、鳥や小動物にあまり人に気がないのでしょうか?毎年たくさん残っています。


林床にツルリンドウの自生する場所があります。今年は花を見ることが出来なかったので、せめて実だけでも見ようと出かけました。


P1030748もう葉も枯れかかっていましたが、赤い実を見ることが出来ました。


花の道のネットフェンスにイシミカワの実がありました。


P1030759熟すと緑色だったものが藍色に変わっていくのですが、果肉のように見えているのは萼が肥大したものでこの中に黒い痩果が隠されています。


どの植物の実も美味しそうな装いで目をひき、鳥や小動物に食べてもらい種を運んでもらう戦略をとっているようですね。


園内ではあちこちでアキグミの実を見ることが出来ました。


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今年はまずまず平年並みの作柄でしょうか(笑)。


環境学習で訪れる子供たちにも希望者には試食をしてもらうこともあります。


冬越しをする鳥さんにとっては貴重な食料ですから、鳥さんに「食べさしてね」と言ってから食べるように言ってます。


甘い実にあたることは少なく、ほとんどが渋い実なのですが、近ごろの子どもたちの味覚には渋みを感じる機能がないのでしょうか、それとも渋いを表現する言葉を知らないのでしょうか様々な反応が返ってきます。


酸っぱい、苦いというのが多いようですね。



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